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彫金とは本来、金属工芸の中でも鋳金と鍛金、彫金といった3つの技法の中の一つのことで、鋳金とは鋳型という型を作ってそこに溶かした金属を流し込み、ジュエリーなどを作る技術のことを言います。鍛金はと言うと、金属を叩き、ぼこぼこした模様を打ち出していく技法のことで、花瓶や水差しなどを作ることができます。

さらに、彫金とはその字のままで、金属を専門の用具で彫ったり削ったりすることによりジュエリーをデザインする技術を言います。ジュエリーのデザインをしてやすりで削ったり、ロウ付けしたり、石どめなどを行ってジュエリーづくりをするのは、本来ならば飾り職と呼ばれるものなのですが、最近ではそのようなジュエリーづくりやシルバーアクセサリー作りなどをすべてまとめて彫金と呼ぶようですね。

本来、彫金というのはタガネという専門の道具を使って金属を彫り、彫刻する技術のことを言いますが、現在彫金教室で習うことができる彫金とは、金属の塊からジュエリーを作る技術全般のことを言います。リングを一つ作るのに金属の板を切り、やすって、焼きなまして、曲げ、ロウ付けし、叩いて、やすって、磨くという工程を経ます。

では、彫金師とはいったいどういった職業なのでしょう。彫金師とは金属を彫り、アクセサリーや小物などを作る専門家のことを言い、使う金属の特徴を活かし、さらに色合いなどを考えつつデザインして製作する仕事を言います。なお、最近ではシルバーを使った作品が大変人気が高いですが、の他の金属例えば銅やジュラルミンなどを使用したものや伝統的工芸品として彫金などもあります。

もし、彫金師になりたいという場合には、芸術大学や芸術系の大学、専門学校などで基礎から彫金の技術や歴史、デザインやマーケティングなどを勉強する方法と、彫金師のもとで勉強する方法があります。 女流彫金作家には近影などがおり、彼女の作品としては、カメオコレクションなどがあります。