骨董品・美術品・古美術買取専門の京都TOP堂では、中野孝一の作品の買取を行っています。

TOPではあなたの中野孝一の作品を高額査定で買取します。お電話での無料査定も承っております。 お電話では型番と状態をお伝えいただければ、簡易査定も可能です。 中野孝一の作品を売りたいと思ったら、TOPへご連絡をください。

TOPでは中野孝一の作品を高価買取中です。 中野孝一の作品は新品でも、中古品でも高価査定いたします。店舗への持ち込み、出張買取、宅配買取もしておりますので、お気軽にご連絡ください。

蒔絵というのは漆芸の装飾技術の一つで、漆で描いた下絵に金の粉や銀の粉などを蒔きつけ、文様を表す手法のことを言います。この技法は奈良時代に生まれたもので、平安時代以降は日本で高度に成長を遂げました。伝統的な蒔絵技法の種類は大変多くなっており、主要なものとしては金粉を蒔いて漆で塗り込んだり、研ぎだすことで文様を表す研出蒔絵のほか、金粉を蒔いたままか磨き仕上げる平蒔絵、文様を立体的に盛り上げてその上に金粉を蒔く高蒔絵などがあります。

蒔絵では貝を使って作る螺鈿や、金属板を使う平文、卵殻を使う技法などと併用されることが多く、幅広い表現方法があります。この技法を用いることで有名な中野孝一は、石川県に生まれ昭和44年頃から大場勝雄に師事し、蒔絵を中心とした漆芸技法を習得。その後さらに修業を積んで、蒔絵の技法やその表現法について研究を重ねていきました。

さまざまな伝統的蒔絵の技法を習得しており、その中でも高蒔絵の技法が得意で、変り塗りを応用したような彼独自の蒔絵の技法や、研出し蒔絵、螺鈿、平文、卵殻などの技法を併用し、さまざまな表現を行っています。兎や栗鼠などかわいい動物の躍動感あふれる姿を表現し、独自の作風を確立していることは高く評価されています。

なお、彼が大切にしていることは毎日の積み重ねで、松田の著書に非凡とは平凡の積み重ねであるという言葉があり、基本を何度も学んで身に着けることで初めてその人の独創性や個性が発揮されると考えており、特に人からは見えない部分こそが大切で、そこに対しての誠実さが必要。それを踏まえた上で毎日コツコツ積み上げていくことでいい作品が出来上がると言っています。

彼は今後日本のすばらしさを海外の人にも伝えたいと考えており、諸外国へ出向いて日本のよさを海外で見直したいとも言っています。現在彼は人間国宝となっています。彼の代表的な作品としてはあざみ文蒔絵箱（あざみもんまきえばこ）などがあります。