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ラックスマンは、1952年に創立された日本のオーディオメーカーです。LUXMANという文字、言葉の響き、洗練されたパネルデザイン等から、外国のメーカーであるような印象を持っている方も意外に多いです。しかし、それこそがラックスマンの特徴とも言えるもので、国内メーカーで数少ないピュアオーディオ製品を作り出してきたことからできたイメージかもしれません。同社は、1961年に日本初のプリメインアンプSQ5Aを発売し、それ以来、「ラックストーン」と呼ばれる、真空管アンプに近い、温かみのある美しいボーカルと力強い低域を持つアンプを主に製造してきました。それは、もともと同社が真空管を使ったラジオやアンプの製造をしていたことにさかのぼります。

ラックスマンの製品で特に人気があるのは、プリメインアンプです。多くのプリメインアンプのパネルには、昔ながらのアナログ針を2つ配置したメーターがあり、古くからのファンは、これを見るだけで安心できるというものです。さらには、アナログメーターと共に、シンメトリーに配置されたスイッチやつまみも、ラックスマンらしい上品な雰囲気と安定感に満ちたデザインです。さらにそのなかで人気があるのは、プリメインアンプの中級機「L-505uX」です。電子制御アッテネーターLECUAをはじめ、増幅回路ODNF2.3、最短距離の配線経路を実現したビーライン・コンストラクション、OFCワイヤー搭載など、非常にぜいたくな作りとなっています。

他には、真空管アンプも製造していますし、SACDなどのデジタルプレーヤー、アナログレコードプレーヤー、フォノイコライザーアンプ等、まさにハイエンドオーディオマニアの心に訴える製品を多数製造しています。真空管時代の伝統を守りつつ、そこにデジタル時代のテクノロジーを上手に融合させているのがラックスマンというメーカーであると言えます。