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ステレオという言葉をよく耳にしますが、どういった意味か分からない人がほとんどでしょう。ここでは、そのステレオの意味と、ステレオとモノラルの違いについて書いてみたいと思います。ぜひ、ご参考になさってみてくださいね。

音響においてのステレオとは、ステレオフォニックの略称で、左右2つのスピーカーでそれぞれ独立した音を出力するシステム、方式のことを言います。左右の2つのチャンネルで独立した音を再生することにより、一つの音を再生するより音像定位や音場感などが加わるので、臨場感や立体感が増すという効果を得られるのです。そのいっぽう、サラウンドとは3つ以上ものスピーカーでそれぞれ独立した音を出すシステム・方式のことを言います。3チャンネル以上のマルチチャンネルすべてを指すことが多く、ステレオに超低音域専用サブウーハーを加えた2.1チャンネルや後方中央部にリアスピーカーを1本配線した3チャンネルなどから、フロントLR、リアLPなどの構成の9.1チャンネルのものまでありますが、5.1チャンネルのものが通常一般的となっています。NHKが次世代の映像規格となっている、スーパーハイビジョンで採用を予定しているとされる、ありとあらゆる方向の音響を表現するための22.2チャンネルサラウンド方式というものもあるようですね。

なお、いくつかのスピーカーで音を再生する場合でも、1つの信号の音声を出す方式をモノラルと言います。1つの信号音声を1つのスピーカーで再生する場合も、1つの信号を出力する場合は、モノラルと呼びます。いくつかのスピーカーで音を再生する時でも1つの信号音声を出力するものをものなると言います。1つの信号音声を1つのスピーカーで再生する際に、正確に言うとモノフォニックと言うのですが、このモノフォニックもモノラルに含められる場合が多いです。オーディオ機器のステレオコンポーネントシステムの略としてステレオが使われることもあります。