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ウィリエール・トリエスティーナは現ウィリエールの前身となったスチールホースという工房を含めますと1906年までさかのぼる北イタリアの老舗メーカーです。なお、この社名はウィリエールとトリエスティーナの両方が世界大戦後にイタリアの愛国心に触発されたものだと言われています。

長生きや万歳を意味するヴィヴァという単語は文字として書かれる時にＷと略されることが多く、ウィリエールは“W l'Italia Libera e redenta”というイタリアの頭文字からきています。その意味とは永遠に続くイタリア、という意味になります。"Triestina"はアドリア海に面した都市のトリエステを意味しているそうです。また、トレードマークである"三叉の槍"　はトリエステ市の紋章である「竜退治の聖ジョルジョの鉾槍」に由来しています。1948年にはフィオレンツォ・マーニ氏がジロデイタリアを制覇し、1949年と1950年にはツールドフランスでも活躍したのは有名です。

かつては伝説のクライマーであったマルコ・パンターニが乗ったバイクメーカーとしても有名で2012年まではイタリアのUCIチームのランプレに、2013年から2015年はコロンビアのUCIプロコンチネンタルチームのコロンビアに、2014年のシーズンからはアメリカのUCIプロコンチネンタルチームユナイテッドヘルスケアに、最近ではイタリアのUCIプロコンチネンタルチームウィリエール・トリエスティーナ・サウルイーストにスポンサーとしてバイクの供給を行っています。そのほかに、UCIコンチネンタルチームのユニユーロ・ウィルエール・トレヴィジャーニなどのスポンサーも務めており、イタリアらしい優雅で流麗なデザインでありながらも最先端の技術と独特の機能を盛り込んだフレームワークが特徴的です。

そんなウィリエールでロードバイクの代表モデルと言えば　ゼロ7があります。BB386EVOや、SEIフィルムなど次世代技術を投入するほか、ウィリエールの歴史上もっとも軽量なフレームとなっており、山岳を得意とするフレームですが、平地や下りでも優れた運動性を併せもっています。