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ワッフルというのは、独特の格子状の形が特徴的な焼き菓子です。ワッフルと一口に言っても、生地の違い（薄くて柔らかいもの、厚くてやや硬めのもの）と形の違い（丸型、四角型）があります。ワッフルはベルギー発祥のお菓子で、日本では四角形のブリュッセルタイプと、丸型のリエージュタイプが一般的に作られています。

ワッフルを焼き上げるワッフルベーカーにも、主に形状で違いがあります。代表的なものは丸、四角い焼き型ですが、それ以外にもハート形や楕円、スティックバータイプなどの変わり種があります。ワッフルベーカーは格子状の鋳型を上下に、生地を挟み込むような形をした機械で、間に流し込んだ生地を、上下の熱せられた鉄型で押すようにして焼き上げます。業務用のワッフルベーカーは、一度に多くのワッフルを焼くことができるのが一般的で、ほとんどの機種は電気熱を使って加熱します。型は四角であるのが一般的です。なぜなら、四角い型であれば四角いワッフルを作ることができるのはもちろんのこと、生地を中央において端まで伸ばさないようにすれば丸型のワッフルを焼き上げることもでき、１台で２つの種類のワッフルを焼くことができるためです。

家庭用のワッフルベーカーは、多くが２枚焼き用です。熱源も電気熱のものと、ガスコンロなどを使って直火の熱を利用するものがあります。また、家庭用のワッフルベーカーは、鉄板表面にテフロン加工がされている機種もあるので、面倒な油引きや使い始めの型の焼きこみをする必要がなく、簡単にワッフルを焼くことができるようになっています。

最近では甘いだけのワッフルではなくなり、中にチーズを入れたチーズワッフル、餅を使った餅ワッフル、お米を生地代わりに使ったワッフル型焼きおにぎりといった、新しいレシピが考案されています。パンのトースターのように小型で使い勝手の良いワッフルベーカーは、新しい料理法の考案に適した調理器具であるようです。