京都TOP楽器屋さんはオットーリンクのマウスピースの買取を行っています。

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たくさんあるジャズ系テナーサックス用マウスピースの中で、何から話していいのか分からないほど定番のマウスピースがこのオットーリンクでしょう。現在のものと昔のものでは単純にひとまとめにはできませんが、スーパートーンマスターの申し子と言ってもいいほどなのが、ジョンコルトレーンでしょう。

このオットーリンクのマウスピースと彼の奏法により、その後テナーサウンドを決めてしまったと言ってもいいほどです。彼のさまざまな奏法を聴いてみるとわかるのですが、ハードなサウンドからメロウなサウンドまで、意外とさまざまなサウンドが出せるのが分かります。1950年代のそりーロリンズや、デクスターゴードンも愛用しており、テナーサックス奏者で一度もこのマウスピースを愛用したことがないという人はいないはず。最近ではブランフォードマルサリスなども愛用していたと言われています。

このマウスピースはテナーサックスの命と言ってもいいサブトーンで強さを見せつけ、まさにジャズの音色ともいうべき太いサブトーンが出せます。現在の製品はばらつきがとても多く、同じオープニングのものを持っている人もいるようです。仕上げに関してはゴールドメッキで、パワーが出せるようになっています。現行のリガチャーについては作りがラフになっているのでおさまりがあまりよくなく、他のものやヴィンテージのものに変更する人もいるようですね。おおざっぱに言うと、だんだん音色が明るくなってきているということでしょうか。

では、代表的なオットーリンクのマウスピースをご紹介しましょう。オットーリンク　ヴィンテージ　トーンマスター　テナーサックス用マウスピースです。このマウスピースはオットーリンク90周年を記念して作られた限定生産のヴィンテージモデルとなっており、トーンマスターの復刻版です。ボディの形やボア、チェンバー、サイドレール、バッフル、チューニングに及ぶまで現在のモデルをベースとして仕様の変更がなされたモデルです。全てのマウスピースにシリアルナンバーがあり、外箱も専用のものとなっています。さらに、メタルタイプには専用マウスピースポーチがついています。