楽器買取専門店のTOP楽器屋さんはファゴットを買取中。
TOPではあなたのファゴットを高額査定で買取します。お電話での無料査定も承っております。 お電話では型番と状態をお伝えいただければ、簡易査定も可能です。 ファゴットを売りたいと思ったら、TOPへご連絡をください。
TOPではファゴット高価買取中です。 ファゴットは新品でも、中古品でも高価査定いたします。店舗への持ち込み、出張買取、宅配買取もしておりますので、お気軽にご連絡ください。
あなたのファゴットを高値買取り!自信をもって当店がリサイクルします。ファゴットはクラシックに欠かせない楽器。オーケストラにおいては低音部を受け持ち、音楽を支える大黒柱とも言えます。この楽器のよしあしでサウンドや演奏力が決まってしまうと言われるほど、重要な無くてはならない存在です。そんなファゴットを、吹奏楽などの部活で購入し、学生の頃使用しておられたご家族の方が購入し使っていたが、いまは演奏することなく何年も放置されているそんな楽器がご自宅の中で眠っていませんか?またレベルアップに向け、ワンランク上の新しい楽器を購入するために今の楽器を高く売りたいそんな楽器をお持ちではないですか?当店では、使わなくなったファゴットの高価買取を致します。
ファゴットの需要は多いとは言えず、またその複雑な作りから安いものでも数十万円するでしょう。大きなお金を出して購入された楽器ですから、今まで大切に使用してこられたことと思います。そんな大切なファゴットを売却する場合には、やはり信頼のできる業者と、きちんとした価格で取引されることを望まれるでしょう。当店は楽器の価値をきちんを見極める、納得のいく確かな査定を行っております。壊れているから、古いからと諦める前に、是非一度お見せください。例え故障が見られても、ファゴットの状態を詳しくお知らせいただき、修理可能な範囲でしたら買取が可能です。新品、中古にかかわらず、安心してまずは、お見積もりをしてみませんか?当店では様々なメーカーの買取が可能ですが、一例をあげると、メーニッヒ&アドラー、ヤマハ、ヘッケル、ピュヒナー、フォックス、ヴォルフなど、多くのメーカーの買取に対応しています。音質や、響き、菅やタンポ、ボーカルの状態など様々な観点で楽器の良さを見せていただき、その上で査定します。
【こんな場合でも安心してご相談ください。】久しぶりにケースを開けたファゴットにはよく見られる症状として、キーの動きが悪かったり、押すと異音がすることがございます。また学生時代、特にお子様が使用されていた楽器には、引っかいたような擦り傷がよく見られます。このような楽器の修理は簡単にでき、買取に支障のないケースが多いです。また保証書が無く、購入時期が不明な楽器や、ケースが破損していたり、ケースに入っていないといった場合も安心して、一度お気軽に査定をお申し付けください。ファゴットは管楽器の中でもユーザーが少なく、中古品でも非常に人気の高い楽器です、楽器によってはお客様の想像以上のお値段で買い取らせて頂くことも可能です。
中音程をメインとしながら、音域が広いので様々な表現が可能なファゴット。ヴァイオリンやオーボエ等のための曲を演奏する事も可能です。背景にはどんな歴史があるのでしょうか。ドイツ・イタリア語では「ファゴット」、英語では「バスーン」と呼ばれるこの楽器の明確なルーツは実ははっきりしていません。ただ、ダブルリードのU字型の楽器は16世紀には登場しており、17世紀の初頭のには様々な種類のファゴットが誕生していたことがわかっています。
フランス語のBasson(バッソン”低い音”の意)という言葉に由来があると言われていますが、現在使用されている楽器のほとんどはドイツ式であり「ファゴット」と呼ぶのが一般的であるようです。一説によると14世紀初頭には既に期限となる楽器が登場していた様ですが、現存する最古のファゴットは、16世紀中頃、ドイツやオランダの楽器製作会社が従来のフランス製の楽器を参考にして作ったものが残っています。この最古のファゴットには現在のものと同じく4つのパーツで構成されていて、4つのキーが搭載。装飾はオーボエと似ています。
数学者でもあったマラン・メルセンヌ神父(1588-1648)が残している著書では、ファゴットに対する記述も多くあります。この辺りから大体いつ頃の起源なのかを検証出来るといいのですが、明確なものには辿りつけていないのが実情です。1670年ごろになると王室野外音楽隊や銃士音楽隊のためにキーが4つのファゴットも使われはじめます。
18世紀に入るとドイツやイギリスなどで改良が進められ、全体的にシンプルな輪郭になりました。キは5つ~6つに増やされたのですが、これはモーツァルトのコンチェルトを演奏するためだったと言われています。フランスはパリのコンセルヴァトワールバスーン(ファゴット)科のオッツィ教授は7つのキーがあるファゴットを使用していたことでも知られ、そのうちひとつのキーはレの高音を簡単に出せるように親指で操作出来る小ジョイントに付けられたものでした。オッツィ教授とその周辺は低いドとシのさらなる音質を求め、新たなキーの取り付けを考え始めます。その後のシューベルト八十奏団の時代には15キーものファゴットが流通するようにもなりました。それ以降はフランス式とドイツ式の規格がはっきりとしたことで、現在のファゴットにたどり着きます。ほとんどの国で使われている現在のファゴットは、1880年頃ドイツの楽器メーカー、ヘッケル社が開発・製作した「ヘッケル式」と呼ばれるものです。
「ファゴット」も「バスーン」も同じ楽器ではありますが、どの時代のものと比べてもヘッケルの作り出したファゴットには優位性がありました。戦争が始まるとファゴットは大量に製作されて、イギリス・ベルギー・イタリア内で「バスーン」と呼ばれていたものはファゴットに置き換えられていきました。特にフランス国内では国威を盛り上げるためにオーケストラでは「バスーン」を使用が圧力によって余儀なくされたこともあります。ただ、単なるナショナリズムではなく、この当時のバスーンのレプリカの楽器などでこの時代の音楽を演奏するなど、当時の楽器のあり方に対する現代の奏者のリスペクトも厚い、という側面もあります。バスーンは時代によってキーの数も様々に変容しており、前述の通りそのプロセスには謎が多い楽器です。楽器の用途そのものもどこかサッカーでいう「リベロ」の存在感と似ていますし、いつの時代も不思議なポジションだったのかもしれませんね。
奏者のみなさんは「ファゴットの音ってどんな音?」という質問をあまりクラシックに馴染みの無い方からされることも多いのではないでしょうか。そんな時は「まんが日本昔ばなし」のオープニングテーマに出てくる音です、と答えてあげてください。日本が世界に誇る、ファゴット界の隠れた名曲と言えます。(言い過ぎかもしれませんが、有名な曲であることは間違いありません)このように、ファゴットも他の楽器と同じく、沢山の国内のTV番組、映画、CM内の音楽のために演奏されています。思いの外、沢山の例が存在するので、日常の中でよく注目して聴いてみるのも面白いかもしれません。
はじめてファゴットを購入する方で難しいポイントは、「購入した器が長続きするか」「その楽器が自分に向いているのかが判断できない」ということです。ですから非常に高価な楽器を買うことはあまりおすすめ出来ません。当サイトでは買取をメインとしていますが、是非アドバイスさせて頂きたいです。初心者の方は、「楽器自体の当たりはずれが少なく、ケアしやすい少しリーズナブルなものでまずスタートし、少なくとも3年はその楽器で頑張ってみてください。もしまだまだ自分はもっと続けられそうだ、と思ったのならその時に買い換えをお奨めします。
ファゴットは他の管楽器から比べたら値段がかなり高い楽器です。日本国内でも20万円~から時価(ASK)まで様々なグレードが販売されていますが、平均的に好まれているのは60から80万円の価格帯となります。しかし、そこは技術大国ニッポン。低価格で素晴らしいメーカーは沢山あります。”タケダ”というメーカーは低価格で大変有名・人気の国内メーカーですが、30から40万円のモデルのラインナップがあります。例えば吹奏楽バンドで使うのでしたらとても素晴らしいコストパフォーマンスを発揮します。国内には素晴らしいメーカーが沢山あるので、当サイトで今の楽器を売って新しい楽器を購入することなどを検討されている方は、価格だけではなくメーカー独自のパフォーマンスを注意深く検討することを忘れないでください。お店で試奏してみると、手に構えた時の感触やバランス、息を吹き込んだ時の感触が一本一本違います。材質や形状などによって大きく音質が変わりますし、同じメーカーの同じモデルであってもかなりの個体差があります。最終的には自分のフィーリングで選ぶのが一番です。
日本人奏者では、たとえば岡崎耕治さん、成田考司さん、太田茂さん、河村幹子さんなどがいらっしゃいますが、現代音楽では国内で唯一のプロとなる中川日出鷹さんも非常にユニークで、パリ留学を経て現代音楽界で活躍されています。日本国内では随分昔から、『ファゴット吹きの、ファゴット吹きによる、ファゴット吹きの為の』協会設立が望まれていました。1990年頃から所謂中堅のファゴット奏者を中心に協会設立への機運が高まり始め、1993年に日本バスーン協会が正式に設立されました。他の楽器と同じく、プロフェッショナル、アマチュア、老若男女、流派を問わず、ファゴットについて自由に参加出来る団体というのは、国内には実はありそうで数は少ないのです。クラシックのみならず、国内の様々な音楽にとってもファゴットは貢献しています。
《アマティ》チェコ(プラハ)の管楽器総合メーカー。高い性能を発揮するファゴット本体は勿論、オリジナルボーカルやライトケースまで展開している。扱いやすく、低価格なことから近年、日本でもユーザーが急増しています。プラハ市街地、スメタナホールがある敷地内の一角に大きなショーウインドウを設けている本店。そんな音楽の都の中心で生まれたアマティファゴットは、独自の調整を施し、安定したピッチやその魅力的な音色など、楽器のもっている味を最大限に引き出すことを可能にしています。
《メーニッヒ&アドラー》 創業125年を超えるドイツの老舗メーカーのメーニッヒ社とアドラー社が2000年に合併し生まれたメーカーです。定価以上の素晴らしい性能を持ち合わせており、ファゴットメーカーの中でも最も多い生産本数を誇っています。長年マイスターの手作りで綿密に製作されてきた楽器たちには定評があり、伝統を活かした精緻な作りと、木本来の特質を引き出した管体が生み出す甘美で美しい音は、ストレスなく発音することができ、オーケストラの弦楽器ととてもよくマッチすると評価されています。
《ピュヒナー》1897年創業以来、4代にわたり受け継がれてきた伝統あるドイツの老舗木管総合メーカー。魅力的な楽器ですが、初心者には少々手強い癖のある楽器との評もあります。しかし、他に類をみない、ピュヒナファゴットの独特で美しい響きに魅せられているプレイヤーも多いです。その伝統と技術力を結集したモデル“AlteWelt”は、世界中の著名なプレイヤーからも人気があり、愛され続けています。
《フォックス》アメリカの比較的新しいメーカーで、コンピューターを使い人間工学的な見地や音響工学的な見地といった面白いアプローチを用いた最新科学の研究結果の元、ファゴットを製作しています。音程や響きに優れている楽器を初心者からプロまでニーズに合わせたいろいろなタイプのファゴットを生み出しています。
《ヘッケル》ドイツの老舗のファゴットメーカー。その高い品質と性能により、世界のトッププレイヤー達に選び愛される最高峰のブランドとして、揺るぎない地位を築いています。フルオーダーメイドの高級品を作るメーカーとして、多くのプレイヤーの憧れの的となっています。現在のファゴットのほとんどは、このヘッケル社が開発したシステムによって製造をされていて、これらはドイツ式バスーン、もしくはヘッケル式バスーンとも呼ばれています。比較的手にしやすい価格帯の「クレスト」モデルでもハイクオリティで十分に演奏性能を備えています。 もちろんボーカルも、常時選定可能です。
《モースマン》ドイツのファゴットメーカー。ドイツのバスーン製作の伝統を培いながら、常に最新の技術革新を製作に活かし、数々の銘器を製作してきました。その1本1本から奏でられる響きは、製作者の「楽器」と「音楽」対する真摯な姿勢と情熱そのものなのです。
《モーレンハウエル》ヘッケルに次ぐ、歴史を誇るドイツの老舗総合木管楽器メーカーです。その中でも特にファゴットが有名で、美しく輝く磨き上げられ、一本一本丁寧に作られた楽器たちは多くのプロ奏者の信頼を得ています。アフターサービスに力を入れているのも魅力的なところで、そのため年間60~80本しか製作しないそうです。
《ヤマハ》誰もがご存知、日本が誇る楽器総合メーカーです。ヤマハのバスーンは、管体が肉厚で重圧な響きが魅力的です。他の管楽器にもみられるよう日本製の繊細さはもちろんのこと、個体差が少なく扱いやすいことでも評判です。また修理などメンテナンスや部品の取り寄せ等もすぐに対応してくれるので、信頼して持つことのできるメーカーです。
《ヴォルフ》ドイツのオーボエ・ファゴットメーカーです。自ら楽器に使用する木材を選別しカッティングを行っているのが魅力的です。木材に対する高い知識が受け継がれながら、材料にこだわり伝統的な方法を用いています。それに加え、現代のニーズにも応えるため、最新の技術を用いて革新的な楽器を開発しております。
《タケダ・バスーン》元プロ奏者である竹田雄彦氏によるファゴットメーカーです。30~40万円という学生には嬉しい価格帯のモデルがあり、また価格以上のパフォーマンスを持っているため、吹奏楽や部活動で使うのであれば充分と言えます。
《ライツィンガー》ヘッケル社で研鑽をつんだ職人による、完全ハンドメイドのファゴットです。ボーカルも多彩な品揃えで、理想とする吹奏感や音色を得られることで好評を博しています。
《ヴァルター》 ドイツ南西部に工房を構える小さなファゴット専門メーカーです。「音響」「製作技術」「演奏性能」の三つの観点から厳しく審査して与えられる「ドイツ楽器賞」を1994年に受賞している信頼出来るメーカーです。「ゾリステン」というモデルは、ハンドメイドの逸品として、世界中のオーケストラプレイヤーたちから注目を浴びるファゴットのひとつになっています。
《シュライバー》深みのある豊かな響きと、十分な性能、それでいてリーズナブルな機種として学生等に人気の高いメーカーです。ジャーマンシステムのファゴットで、取扱い易いといえます。管体にはアルプス産カエデが用いられ、柔らかく深みのある音色が世界中で愛されています。最新の科学技術と伝統的な職人技術を融合させることで、バスーンメーカーの中でも最大級の規模を誇っています。
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TOP楽器買取屋さんではあなたの楽器を高額査定で買取します。お電話での無料査定も承っております。 お電話では商品名と状態をお伝えいただければ、簡易査定も可能です。 楽器を売りたいと思ったら、TOP楽器買取屋さんへご連絡をください。
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ファゴットの需要は多いとは言えず、またその複雑な作りから安いものでも数十万円するでしょう。大きなお金を出して購入された楽器ですから、今まで大切に使用してこられたことと思います。そんな大切なファゴットを売却する場合には、やはり信頼のできる業者と、きちんとした価格で取引されることを望まれるでしょう。当店は楽器の価値をきちんを見極める、納得のいく確かな査定を行っております。壊れているから、古いからと諦める前に、是非一度お見せください。例え故障が見られても、ファゴットの状態を詳しくお知らせいただき、修理可能な範囲でしたら買取が可能です。新品、中古にかかわらず、安心してまずは、お見積もりをしてみませんか?当店では様々なメーカーの買取が可能ですが、一例をあげると、メーニッヒ&アドラー、ヤマハ、ヘッケル、ピュヒナー、フォックス、ヴォルフなど、多くのメーカーの買取に対応しています。音質や、響き、菅やタンポ、ボーカルの状態など様々な観点で楽器の良さを見せていただき、その上で査定します。
【こんな場合でも安心してご相談ください。】久しぶりにケースを開けたファゴットにはよく見られる症状として、キーの動きが悪かったり、押すと異音がすることがございます。また学生時代、特にお子様が使用されていた楽器には、引っかいたような擦り傷がよく見られます。このような楽器の修理は簡単にでき、買取に支障のないケースが多いです。また保証書が無く、購入時期が不明な楽器や、ケースが破損していたり、ケースに入っていないといった場合も安心して、一度お気軽に査定をお申し付けください。ファゴットは管楽器の中でもユーザーが少なく、中古品でも非常に人気の高い楽器です、楽器によってはお客様の想像以上のお値段で買い取らせて頂くことも可能です。
中音程をメインとしながら、音域が広いので様々な表現が可能なファゴット。ヴァイオリンやオーボエ等のための曲を演奏する事も可能です。背景にはどんな歴史があるのでしょうか。ドイツ・イタリア語では「ファゴット」、英語では「バスーン」と呼ばれるこの楽器の明確なルーツは実ははっきりしていません。ただ、ダブルリードのU字型の楽器は16世紀には登場しており、17世紀の初頭のには様々な種類のファゴットが誕生していたことがわかっています。
フランス語のBasson(バッソン”低い音”の意)という言葉に由来があると言われていますが、現在使用されている楽器のほとんどはドイツ式であり「ファゴット」と呼ぶのが一般的であるようです。一説によると14世紀初頭には既に期限となる楽器が登場していた様ですが、現存する最古のファゴットは、16世紀中頃、ドイツやオランダの楽器製作会社が従来のフランス製の楽器を参考にして作ったものが残っています。この最古のファゴットには現在のものと同じく4つのパーツで構成されていて、4つのキーが搭載。装飾はオーボエと似ています。
数学者でもあったマラン・メルセンヌ神父(1588-1648)が残している著書では、ファゴットに対する記述も多くあります。この辺りから大体いつ頃の起源なのかを検証出来るといいのですが、明確なものには辿りつけていないのが実情です。1670年ごろになると王室野外音楽隊や銃士音楽隊のためにキーが4つのファゴットも使われはじめます。
18世紀に入るとドイツやイギリスなどで改良が進められ、全体的にシンプルな輪郭になりました。キは5つ~6つに増やされたのですが、これはモーツァルトのコンチェルトを演奏するためだったと言われています。フランスはパリのコンセルヴァトワールバスーン(ファゴット)科のオッツィ教授は7つのキーがあるファゴットを使用していたことでも知られ、そのうちひとつのキーはレの高音を簡単に出せるように親指で操作出来る小ジョイントに付けられたものでした。オッツィ教授とその周辺は低いドとシのさらなる音質を求め、新たなキーの取り付けを考え始めます。その後のシューベルト八十奏団の時代には15キーものファゴットが流通するようにもなりました。それ以降はフランス式とドイツ式の規格がはっきりとしたことで、現在のファゴットにたどり着きます。ほとんどの国で使われている現在のファゴットは、1880年頃ドイツの楽器メーカー、ヘッケル社が開発・製作した「ヘッケル式」と呼ばれるものです。
「ファゴット」も「バスーン」も同じ楽器ではありますが、どの時代のものと比べてもヘッケルの作り出したファゴットには優位性がありました。戦争が始まるとファゴットは大量に製作されて、イギリス・ベルギー・イタリア内で「バスーン」と呼ばれていたものはファゴットに置き換えられていきました。特にフランス国内では国威を盛り上げるためにオーケストラでは「バスーン」を使用が圧力によって余儀なくされたこともあります。ただ、単なるナショナリズムではなく、この当時のバスーンのレプリカの楽器などでこの時代の音楽を演奏するなど、当時の楽器のあり方に対する現代の奏者のリスペクトも厚い、という側面もあります。バスーンは時代によってキーの数も様々に変容しており、前述の通りそのプロセスには謎が多い楽器です。楽器の用途そのものもどこかサッカーでいう「リベロ」の存在感と似ていますし、いつの時代も不思議なポジションだったのかもしれませんね。
奏者のみなさんは「ファゴットの音ってどんな音?」という質問をあまりクラシックに馴染みの無い方からされることも多いのではないでしょうか。そんな時は「まんが日本昔ばなし」のオープニングテーマに出てくる音です、と答えてあげてください。日本が世界に誇る、ファゴット界の隠れた名曲と言えます。(言い過ぎかもしれませんが、有名な曲であることは間違いありません)このように、ファゴットも他の楽器と同じく、沢山の国内のTV番組、映画、CM内の音楽のために演奏されています。思いの外、沢山の例が存在するので、日常の中でよく注目して聴いてみるのも面白いかもしれません。
はじめてファゴットを購入する方で難しいポイントは、「購入した器が長続きするか」「その楽器が自分に向いているのかが判断できない」ということです。ですから非常に高価な楽器を買うことはあまりおすすめ出来ません。当サイトでは買取をメインとしていますが、是非アドバイスさせて頂きたいです。初心者の方は、「楽器自体の当たりはずれが少なく、ケアしやすい少しリーズナブルなものでまずスタートし、少なくとも3年はその楽器で頑張ってみてください。もしまだまだ自分はもっと続けられそうだ、と思ったのならその時に買い換えをお奨めします。
ファゴットは他の管楽器から比べたら値段がかなり高い楽器です。日本国内でも20万円~から時価(ASK)まで様々なグレードが販売されていますが、平均的に好まれているのは60から80万円の価格帯となります。しかし、そこは技術大国ニッポン。低価格で素晴らしいメーカーは沢山あります。”タケダ”というメーカーは低価格で大変有名・人気の国内メーカーですが、30から40万円のモデルのラインナップがあります。例えば吹奏楽バンドで使うのでしたらとても素晴らしいコストパフォーマンスを発揮します。国内には素晴らしいメーカーが沢山あるので、当サイトで今の楽器を売って新しい楽器を購入することなどを検討されている方は、価格だけではなくメーカー独自のパフォーマンスを注意深く検討することを忘れないでください。お店で試奏してみると、手に構えた時の感触やバランス、息を吹き込んだ時の感触が一本一本違います。材質や形状などによって大きく音質が変わりますし、同じメーカーの同じモデルであってもかなりの個体差があります。最終的には自分のフィーリングで選ぶのが一番です。
日本人奏者では、たとえば岡崎耕治さん、成田考司さん、太田茂さん、河村幹子さんなどがいらっしゃいますが、現代音楽では国内で唯一のプロとなる中川日出鷹さんも非常にユニークで、パリ留学を経て現代音楽界で活躍されています。日本国内では随分昔から、『ファゴット吹きの、ファゴット吹きによる、ファゴット吹きの為の』協会設立が望まれていました。1990年頃から所謂中堅のファゴット奏者を中心に協会設立への機運が高まり始め、1993年に日本バスーン協会が正式に設立されました。他の楽器と同じく、プロフェッショナル、アマチュア、老若男女、流派を問わず、ファゴットについて自由に参加出来る団体というのは、国内には実はありそうで数は少ないのです。クラシックのみならず、国内の様々な音楽にとってもファゴットは貢献しています。
《アマティ》チェコ(プラハ)の管楽器総合メーカー。高い性能を発揮するファゴット本体は勿論、オリジナルボーカルやライトケースまで展開している。扱いやすく、低価格なことから近年、日本でもユーザーが急増しています。プラハ市街地、スメタナホールがある敷地内の一角に大きなショーウインドウを設けている本店。そんな音楽の都の中心で生まれたアマティファゴットは、独自の調整を施し、安定したピッチやその魅力的な音色など、楽器のもっている味を最大限に引き出すことを可能にしています。
《メーニッヒ&アドラー》 創業125年を超えるドイツの老舗メーカーのメーニッヒ社とアドラー社が2000年に合併し生まれたメーカーです。定価以上の素晴らしい性能を持ち合わせており、ファゴットメーカーの中でも最も多い生産本数を誇っています。長年マイスターの手作りで綿密に製作されてきた楽器たちには定評があり、伝統を活かした精緻な作りと、木本来の特質を引き出した管体が生み出す甘美で美しい音は、ストレスなく発音することができ、オーケストラの弦楽器ととてもよくマッチすると評価されています。
《ピュヒナー》1897年創業以来、4代にわたり受け継がれてきた伝統あるドイツの老舗木管総合メーカー。魅力的な楽器ですが、初心者には少々手強い癖のある楽器との評もあります。しかし、他に類をみない、ピュヒナファゴットの独特で美しい響きに魅せられているプレイヤーも多いです。その伝統と技術力を結集したモデル“AlteWelt”は、世界中の著名なプレイヤーからも人気があり、愛され続けています。
《フォックス》アメリカの比較的新しいメーカーで、コンピューターを使い人間工学的な見地や音響工学的な見地といった面白いアプローチを用いた最新科学の研究結果の元、ファゴットを製作しています。音程や響きに優れている楽器を初心者からプロまでニーズに合わせたいろいろなタイプのファゴットを生み出しています。
《ヘッケル》ドイツの老舗のファゴットメーカー。その高い品質と性能により、世界のトッププレイヤー達に選び愛される最高峰のブランドとして、揺るぎない地位を築いています。フルオーダーメイドの高級品を作るメーカーとして、多くのプレイヤーの憧れの的となっています。現在のファゴットのほとんどは、このヘッケル社が開発したシステムによって製造をされていて、これらはドイツ式バスーン、もしくはヘッケル式バスーンとも呼ばれています。比較的手にしやすい価格帯の「クレスト」モデルでもハイクオリティで十分に演奏性能を備えています。 もちろんボーカルも、常時選定可能です。
《モースマン》ドイツのファゴットメーカー。ドイツのバスーン製作の伝統を培いながら、常に最新の技術革新を製作に活かし、数々の銘器を製作してきました。その1本1本から奏でられる響きは、製作者の「楽器」と「音楽」対する真摯な姿勢と情熱そのものなのです。
《モーレンハウエル》ヘッケルに次ぐ、歴史を誇るドイツの老舗総合木管楽器メーカーです。その中でも特にファゴットが有名で、美しく輝く磨き上げられ、一本一本丁寧に作られた楽器たちは多くのプロ奏者の信頼を得ています。アフターサービスに力を入れているのも魅力的なところで、そのため年間60~80本しか製作しないそうです。
《ヤマハ》誰もがご存知、日本が誇る楽器総合メーカーです。ヤマハのバスーンは、管体が肉厚で重圧な響きが魅力的です。他の管楽器にもみられるよう日本製の繊細さはもちろんのこと、個体差が少なく扱いやすいことでも評判です。また修理などメンテナンスや部品の取り寄せ等もすぐに対応してくれるので、信頼して持つことのできるメーカーです。
《ヴォルフ》ドイツのオーボエ・ファゴットメーカーです。自ら楽器に使用する木材を選別しカッティングを行っているのが魅力的です。木材に対する高い知識が受け継がれながら、材料にこだわり伝統的な方法を用いています。それに加え、現代のニーズにも応えるため、最新の技術を用いて革新的な楽器を開発しております。
《タケダ・バスーン》元プロ奏者である竹田雄彦氏によるファゴットメーカーです。30~40万円という学生には嬉しい価格帯のモデルがあり、また価格以上のパフォーマンスを持っているため、吹奏楽や部活動で使うのであれば充分と言えます。
《ライツィンガー》ヘッケル社で研鑽をつんだ職人による、完全ハンドメイドのファゴットです。ボーカルも多彩な品揃えで、理想とする吹奏感や音色を得られることで好評を博しています。
《ヴァルター》 ドイツ南西部に工房を構える小さなファゴット専門メーカーです。「音響」「製作技術」「演奏性能」の三つの観点から厳しく審査して与えられる「ドイツ楽器賞」を1994年に受賞している信頼出来るメーカーです。「ゾリステン」というモデルは、ハンドメイドの逸品として、世界中のオーケストラプレイヤーたちから注目を浴びるファゴットのひとつになっています。
《シュライバー》深みのある豊かな響きと、十分な性能、それでいてリーズナブルな機種として学生等に人気の高いメーカーです。ジャーマンシステムのファゴットで、取扱い易いといえます。管体にはアルプス産カエデが用いられ、柔らかく深みのある音色が世界中で愛されています。最新の科学技術と伝統的な職人技術を融合させることで、バスーンメーカーの中でも最大級の規模を誇っています。
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