京都TOPおもちゃ屋さんは未組立、組立済みを問わずタミヤのプラモデルの買取を行っています。

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　日本が誇る総合模型メーカー、タミヤ。二つ並んだ星のマークは世界的なブランドです。創業は終戦直後の1946年、製材業から木製模型製作へ転じ、50年代末にプラモデルの製造を始めました。第１弾は1/800スケールの戦艦大和。続く1/35戦車模型「パンサータンク」が大ヒットし、以来一貫して手がけるスケールモデルは、実物のディテールを模型で再現する、その精密さにおいて群を抜きます。

　高度な金型製造技術と、妥協を排して実物をリサーチする開発姿勢は、67年に発売された1/12スケールの「ホンダF1」モデルキットで強く印象付けられました。タミヤ製品には本格派の趣がありますが、一方で、プラモデルの初心者にとってもハードルが高くない、組み立てやすさも大切にされています。

　1/35スケールの戦車模型に先鞭をつけ、ハセガワ、アオシマとの共同企画「ウォーターラインシリーズ」で採用した1/700スケールは、艦船モデルの国際スタンダードとなるなど、スケールモデル界を先導してきた歴史をもちます。

　クルマでは、手頃なサイズの〈1/24スポーツカー〉シリーズの他、F1専門の〈1/20グランプリコレクション〉、精密さを前面に打ち出した〈1/6オートバイ〉〈1/12ビッグスケール〉など。タミヤの車両模型には、ディスプレイモデルだけでなくRC（ラジオコントロール）モデルもあり、老舗のRCモデルメーカーである京商と双璧を成しています。世代を超えて愛好者を増やしている〈ミニ四駆〉もタミヤ製。キャラクターモデルを全く作らなかったわけではなく、60年代には『ジョー90』（『サンダーバード』と同系列のイギリス製SF人形劇）に登場する架空の車両をキット化しています。

　AFV（装甲戦闘車両）を中心としたミリタリーシリーズでは、〈1/35戦車〉の流れを汲んだ〈1/35ミリタリーミニチュア（MM）〉をはじめ、1/16や1/25スケールの精密な戦車模型、並べて飾れる兵士などのフィギュアコレクションも用意。 　艦船モデルには、初期シリーズで旧日本海軍艦艇を網羅し、後に外国艦艇までラインナップした〈1/700ウォーターライン〉に加え、より大きな〈1/350艦船〉シリーズもあります。

　航空機（軍用機）では、旧社名「田宮模型」時代に零戦52型から始まり、現在までに100機余りを数える〈1/48傑作機〉、安価でも精巧な〈1/100コンバットプレーン〉（旧〈ミニジェット〉シリーズ）などがよく知られています。コックピットの計器類まで精密再現した〈1/12エアークラフト〉シリーズも発売されました。

　金型からボックスアートまで自社で企画・製作。プラモデルキットに留まらず素材や塗料、エアーブラシシステム、少年少女向け工作キットに至るまで、関連商品を幅広く展開するタミヤは、今や模型文化の一翼を担うメーカーとなっています。