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ロレックス デイトジャストが世界で初めて小窓に日付が自動で表示される時計として登場したのは1945年頃のことでした。シンプルな機能でありながらも視認性が高く、トラブルが少ない時計です。その実用性の高さは今のデイト付き腕時計がロレックスと同デザインのものが多いことで証明すみですこのデイトジャストの日付はカムとスプリングを高度に組み合わせることで、夜12時になると瞬時に切り替わります。数時間かけゆっくり表示が切り替わる他のブランドの製品との違いは歴然だと言えるでしょう。

3時付近にある小窓で日付を表す機能をロレックスではデイトジャストと名付け、モデル名にしました。それは1940年代の中頃のことで、当然それまでにも日付を表示する機能はありましたが、それは文字盤の外周のスケールに示された別の日付を針で指すものでした。つまり、ポインターデイトだったわけですね。

時計内の小窓で日付を表す、というアイデアは、視認性が高くデザイン的にも自由で画期的なものでした。ロレックスはこのデイトジャストで実用時計の頂点を極めることとなり、それ以来この方法での日付表示は腕時計のスタンダートとなっていきます。1926年に開発された防水機能や1931年に開発された自動巻き機能など、懐中時計とは違い風雨などの外気にさらされて腕にはめながら常に振られている、といった腕時計の基本特性に着目した技術革新となりました。さらに、これらに続いて第三の革新となったのがデイトジャストです。

このモデルは3時付近の小窓表示によって、ひと目見ただけで確認できる機能となっており、当時はムーブメントと文字盤の間に歯車のついたカレンダーディスクが差し込まれているといった単純なものでした。この機能によってはじめてオイスター・パーペチュアル・デイトジャストという今のロレックスのフラッグシップとも言えるモデルの原点が生まれたのです。なお、現行モデルはデイトジャスト　REF.116200です。