TOPおもちゃ屋さんはミニカーの買取を行っています。

ミニカーについて

ミニカーとは

ミニカーの歴史は鉄道模型のアクセサリーとして作られたところから始まります。日本では子ども向けのミニカーは日本ではトミカ製品が良く知られていますが、世界に目を向けるとディスプレイ用の鑑賞用のミニカーも大人の人気を集めています。

日本のミニカー

日本では1970年にトミーから発売されたミニカーシリーズ・トミカが有名ですね。そのほかのメーカーはポピニカ、タミヤ、京商、M-TECH、小川など。アメリカではホットウィール、イギリスではコーギー、フランスではマジョレットと言ったメーカーが有名どころです。 ミニ知識として、以前はミニカーの発売に対し、オリジナルとなる自動車メーカーの許可なしで作っていたそうです。現在は知的財産権への意識も変わり、許可なしでは作れません。

ミニカーの縮尺

ミニカーにはメーカーよって縮尺はさまざまです。国内でもっともメジャーなメーカーであるトミカの場合、ある程度同じ大きさであるものの、決まった縮尺はないタイプです。1/64スケールの、文字通りミニカーという製品が多いのが特徴です。近年多くみられるのが1/18タイプ。1990年代以前にはあまり見られなかったタイプです。

ミニカーの作り方と素材

ミニカーの製造方法は、初期の頃は金型鋳造法であるダイキャスト製法です。これは大量生産大量商品、ミニカー1台が10万台以上売れていたころに適した製造法でした。この製法に使う金型が高価であったため、生産台数が少ないと利益を乗せるために、ミニカ一台がその分効果になってしまいます。生産台数が少ないものはホワイトメタルを使った鋳造製法を使います。そのほか、少量生産のミニカーで使われる鉛とアンチモンの合金・アンチモニーを使ったもの、常温で製造ができるポリストーン樹脂を使ったコールドキャスト、合成樹脂のレジンを使うためコストのかかる金型が不要なレジンキャスト、プラスチックを使ったミニカーなどがあります。合成樹脂を使ったミニカーは合金を使ったものと比べ、色つけが容易な反面、経年変化に弱く、また重厚感に欠けるといった欠点があります。

ミニカーの魅力について

一度集め始めたら止まらないかも？スポーツカーから建設機械まで、ミニカーの魅力は多種多様！

ミニカーの歴史は意外と古く、海外では１９３０年代にはイギリスでディンキーやミニックというブランドでミニカーが発売されています。初期のミニカーはブリキ製で、ブリキの人形と共に発売されていたようです。

そんなミニカーが日本で知名度を上げ始めたのは１９７０年代に入ってから。それ以前にも日本でミニカーが発売されていましたが、トミー（現在のタカラトミー）が「トミカ」を発売したのがきっかけで子供向けのおもちゃとしてミニカーが広く知られるようになりました。トミカのミニカーはこれまでに約８００種が発売されており、その生産数は５億台を超えると言われるほどで、日本でもトップクラスのブランドとして現在もミニカー業界を牽引しています。

ミニカーが４０年以上も愛される魅力は、なんといっても「コレクション性の高さ」ではないかと思います。子供向けのミニカーは非常にリーズナブルな値段の商品が多く、種類も豊富なので自然と様々な車種を揃えたいという欲求が生まれます。また、子供が遊ぶ事を前提に設計されて安全面の信頼度も高いために大人が安心して子供に買い与える事が出来るというのも、子供がミニカーを収集するハードルを下げる要因の１つとなっています。

様々なおもちゃのマーケティングに共通して言える事なのですが、この「コレクション性の高さ」というのは非常に大きな魅力で、近年ではヒーロー物のおもちゃなどでもコレクション性を意識した商品展開がされているなどの実例があります。子供にはコレクションをしたがる心理があるのかもしれません。

そして、そんなミニカーのコレクション性という魅力は、現在では子供だけでなく大人をも虜にしているのです。現在発売されているミニカーの中には１台数千円から１万円を超える高級な商品もあり、それらは子供向けの商品よりも緻密に作り込まれたデザインと、台座にショーケースまでセットになった鑑賞用商品としての独特の高級感によって「大人の趣味」の１つとして愛されるようになっているほどです。大人向けのミニカーの中には、自動車メーカーとコラボして世界に数十台しかない高級車を忠実に再現して何万円もする商品として限定販売されたものもあったりします。

また、そうした大人向けのミニカー以外にもコレクターの中には子供向けのミニカーを好んで収集する人達もいます。大量生産されて安価なミニカーですが、実は製造の際に細かい改良や仕様変更がされる事も多く、コレクターはそういう細かい違いにも敏感に反応して「欲しい！」という気持ちや興奮を抑えられないのだそうです。見た目が同じように見えても仕様変更によって生産が中止になったような古いタイプのミニカーには中古市場やオークションで高い価値がつく事も珍しくありません。ミニカーのコレクション性という魅力は多くの愛好家を夢中にさせているのです。

また、ミニカーのもう１つの魅力が「通常では手に入らないような車を自分の物にできる」という点でしょう。高級なスポーツカーやパトカーや消防車などの特殊車両も、ミニカーなら安い物で千円以下で購入する事ができます。愛好家の中には同じ自動車メーカーのミニカーだけを収集する人がいたり、建設機械が大好きでそればかりを集める子供がいたりと、ミニカーに対する思い入れは人それぞれです。種類も豊富で比較的安価な商品だからこそ自由な発想でコレクションを楽しめる。それもまたミニカーの大きな魅力なのでしょう。

子供のおもちゃ。そう断言してしまうのが勿体無いくらい、ミニカーには多くの可能性と魅力が詰まっているのです。試しにデパートのおもちゃ売り場で好きなミニカーを１つ手にとってみて下さい。憧れの高級車でも、カッコいいパトカーでも、いかつい建設機械でも構いません。どれでも好きなように手に取り、眺めてみましょう。すると不思議なことに、手のひらの上のミニカーに「この値段だったら買ってもいいかな？」と思えてしまう自分がいる事に気がつくでしょう。それがミニカーの世界への最初の一歩となり、やがては「もう１台くらい」と思って、気がつくとあなたは立派なミニカーのコレクターになっているかもしれません。

そんな不思議な魅力が、ミニカーにはあるのです。