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エレキベースとは、エレクトロニックベースが正式名称です。撥弦楽器で、電気ベースともいわれています。エレキベースは4弦、多弦ベースは5弦や6弦になります。電気で共鳴させるのがエレキベースの音の反響のさせ方です。ギターと同様に演奏するタイプかスタンドに固定して演奏するタイプに分類されています。エレキベースの音色は低音中心です。高い音を出すメロディラインを奏でるギターと低い音のメロディを弾くベースのセットで演奏されることが多いです。演奏シーンでは、ギターが目立つのに対してベースは地味にメロディの低音を奏でることによって、曲に重量感と奥行を加えています。ベースがないとバンドの世界観を表現するのは難しいといわれるくらいの音響を持っています。

エレキベースの奏法には、ベース奏法のピック弾き、ベース奏法の指弾きがあります。ピック弾きでは、ティアドロップ・トライアングル・ジャズなどのピックから選んで使います。指弾きベース奏法では、ツーフィンガー奏法で指を弦に直角に当てることで音色を出します。ベースにアンプを使用して反響させて音源をさらに拡大するのなら、エレキベースとアンプの音量の調整をすると美しい低音が奏でられます。また、ベースとアンプ・エフェクターをつなげて音響に変化の幅を出す効果などを覚えることが大切です。音響変化とは、太く低い音をさらに強調するために使います。これでエレキベースらしい音色に調整してベースの存在感を楽曲に表現できます。

エレキベースの開発者で有名なのは、レオ・フェンダー(Clarence Leonidas Fender)です。1951年に世界初のエレキベースを作り、フェンダー社（Fender Musical Instruments Corporation ）をスタートさせています。フェンダーのエレキベースで理想的なベースといわれるのがG&Lです。レオ・フェンダーが人生最後に作ったベースで、愛好者からもベースの理想を表現したといわれる最高のモデルです。G&Lは、エレキベースが現在の形にたどり着くまでの歴史を背景に持つ、開発者が人生を捧げて作った集大成のモデルなのです。幅広いベースのサウンドを表現するピックアップとコントロールスイッチの調整で音の領域を作り出します。G&Lは、デザイン性も高く、美しいシンプルな形にファンも多いです。