京都TOP書房では戦記物など書籍の買取を行っています。

TOPではあなたの戦記物を高額査定で買取します。お電話での無料査定も承っております。 お電話では型番と状態をお伝えいただければ、簡易査定も可能です。 戦記物を売りたいと思ったら、TOPへご連絡をください。

TOPでは戦記物を高価買取中です。 戦記物は新品でも、中古品でも高価査定いたします。店舗への持ち込み、出張買取、宅配買取もしておりますので、お気軽にご連絡ください。

　まず、歴史学と歴史書について考察します。歴史学とは過去の史料を評価・検証する過程を通して歴史の事実と事実との関連を追究する学問のことです。歴史書とは過去の史料を評価・検証して発見された事実をまとめて記録した本のことです。戦記とは、歴史書の中で戦争記録を題材にしたものです。また、戦記には戦争記録を題材にした創作も含まれます。戦記以外ではほぼ同じ意味で軍記物という言い方もします。

　日本の場合、古くは鎌倉時代の平家物語までさかのぼることができ、今日まで受け継がれている歴史小説や伝記・自伝の一形態であると言われています。文学のジャンルでは軍記物語という言い方をします。日本の戦記について平家物語以外では、次のような作品が挙げられます。『将門記』は平将門の伯父である平国香や源護らとの争いから死去までを合戦の記録として記述した戦記として知られています。『今昔物語集』でも合戦や武家にかかわる説話を集め、合戦の情景や武家の人物像を描き出たりするようになっています。

　室町時代に成立した『太平記』は南北朝の争乱の時代を描き、40巻になる大部の作品になっていることで知られています。特徴として、『平家物語』の要素を引き継ぎながら、楠木正成に代表される武家社会らしい儒教的価値観を含み、また次々と支配者の入れ替わる下克上社会の様相も映し出していることが挙げられます。

　江戸時代の代表的な戦記物として、『甲陽軍鑑』を取り上げます。『甲陽軍鑑』とは、甲斐国の戦国大名である武田氏の戦略・戦術を記した軍学書です。武田氏は1582年の天目山の戦いで滅亡しましたが、その後徳川家康が武田家遺臣を採用したため、甲州流の兵学が引き継がれたと言われています。これらの本については現在現代語訳で出版されていますので、文庫本など身近なものから手にとって読むことを勧めます。