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1959年にヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏がイタリアのローマでデザインを始め、1960年にブランドのヴァレンティノを創立しました。このヴァレンティノノはイタリアを代表すると言っていいラグジュアリーブランドで、プレタポルテからオートクチュール、シューズやバッグ、スモールレザーグッズやアイウェア、フレグランスなどトータルで商品展開しています。

創業者であるヴァレンティノノ・ガラヴァーニ氏は1932年に北イタリアのヴォゲラに誕生し、父は地元の電力会社を取り仕切る人でした。1949年にミラノのサンマルタ専門学校のファッションスケッチ科に入学し、翌年の1950年にパリ・オートクチュール組合学校のサンディカで、洋服作りの基礎を学びました。在学中にはIWS主催のコンテストにおいて優勝を果たしたという実績があります。卒業した後、ジャン・デッセのクチュール、さらにギラロッシュのアシスタントとして働き、1959年にはローマのコンドッティ通りでオートクチュールの小さなアトリエをオープンさせました。

1960年にはこの伝説的なヴァレンティノノ・ガラヴァーニと、ビジネスパートナーとして、ジャンカルロ・ジアメッティがヴァレンティノを創業しました。2007年にはヴァレンティノノ・ガラヴァーニ氏はデザイナーを引退し、後任だったクリエイティブディレクターにアレッサンドラ・ファッキネイティ氏が就任しました。ファッキネイティ氏は、クチュールやプレタポルテ、セカンドラインであるレッド・ヴァレンティノなどのレディース関連のデザイナーとして就任したものの1年で辞任。

その後任としてマリア・クラッツィア・キウリ氏と、ピエール・パオロ・ピッチョーリ氏が就任しました。2008年からメンズラインのデザイナーとして、フェルッチョ・ポッツォーニ氏が就任しましたが、2シーズンでデザイナーを辞任しました。その後はレディースウェアを手掛けているキウリ氏と、ピッチョーリ氏がメンズラインも手掛けることになり、2011年にはカタール王族がヴァレンティノを買収したことは有名です。