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金歯と聞くと、「保険が効かなくて、高い義歯」というイメージが強いかもしれませんが、一定以上の年齢の方を見てみると、銀歯やセラミック歯よりも金歯をしている人が多いということに気付くかもしれません。これは、現在から30年ほど前までは銀歯やセラミック歯というものがなく、歯に詰め物をする際には必然的に金歯となっていたために、すべての人が金歯だったということになります。現代では、歯に詰め物をする際にも材質を選ぶことが出来るようになっていますので、義歯や詰め物をする際にも選択の幅が広がったということになります。

ここで金歯に使われている素材の成分比率を見てみると、金歯の組成は金が75％、銀が5％、銅が15％の比率となっているタイプが多くなっています。この比率というのは金歯を作っている技師やメーカーによって大きく異なりますので大まかな目安として知っておいて下さい。そして、この比率を見てピンときた人も多いかもしれませんが、この比率はピンクゴールドの比率と酷似しているということになります。

歯科医院などに行った時に詰め物をしなければならないとなると、執拗に金歯を勧められた経験があるという人も多いかもしれませんが、実際に金歯と銀歯やセラミック歯を比べてみると、圧倒的に金歯のほうが優れているということになります。ただし、料金の比率を確認すると、金歯の価格はそれ以外の価格と比べると10倍程度の違いがありますので、財布に余裕があれば選択するというような気軽さで良いと思われます。

最後に、金歯というのは当然のことですが金で作られています。そして、金歯も詰め物や義歯の一種となっているために、一定の期間が経過すると付け替えなければならないような状況になりますが、この際に付け替える前の金歯というのはもらうことが出来ます。そして、金歯も金の一種ということになりますので、買取ショップなどに持って行くと適正価格で買い取ってもらえます。