京都TOPはSAILOR万年筆の買取を行っています。

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SAILORセーラー万年筆の歴史はイギリス土産の万年筆に衝撃を受けた創業者の阪田久五郎が1911年に広島県に万年筆工場を作ることで始まります。もともとは軸の部分だけを製造して輸入されたペン先を取り付けて販売していましたが、独自の研究によって、海外ブランドとは異なった形状の金ペンを開発して、昭和に入ってから日本最初の万年筆の量産化に成功しています。

SAILORセーラー万年筆は、日本国内の他社に先駆けてカートリッジ万年筆を発売するなどして、国内市場を常にリードしてきましたが、現在では万年筆だけでなく、ステーショナリー全般を幅広く展開する文具の専門ブランドとして知られるようになっています。

初期のセーラー万年筆の形状は、太めでシックなデザインのものが多く、海外ブランドほどの輝きを感じさせるものはありませんでしたが、昭和20年代に入ってから独自の商品を開発するようになって、細身のものや赤や青などのカラーバリエーションが増えていきました。

限定商品として作られたものは、特別な素材を使用したモデルが多く、創立80週年記念に作られた限定コレクションは、パイプやステッキなどに使われる高級木材を使用したモデルになっています。また最近では日本古来からの伝統的な漆などを用いた限定コレクションが多く作られていて、グローバル化の中で世界の中の日本を意識したデザインが増えつつあります。

2000年以降になると万年筆は装飾品やコレクションアイテムとして扱われることが多くなったことで、芸術品のような雰囲気をただよわせる大型のものが作られるようになっています。創立100週年記念の限定品は、有田焼万年筆として売りだされて、気品に満ちた芸術品として、人気が高くなっていて、現在でも入手することが非常に難しくなっています。

スタンダードモデルは、仕事などでの使用を前提に作られているので、長刀研ぎと呼ばれる刀の剣先のようなペンポイントによって、筆記角度を調節して、極細から太字までスムーズに書くことができる構造になっています。