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REMO（レモ）社の創業者は、Remo Belli氏であり、ドラムヘッドメーカーとしては世界の定番ともいえるブランドです。ドラムヘッドのスペシャリストとして、１９５７年の創業から５０年以上にわたり業界をリードし、現在では多くのドラムセットに対して定番のドラムヘッドとして装備されています。

REMO（レモ）社が残してきた功績は、１９５７年に創業者のRemo Belli氏が合成マイラードラムヘッドの開発に成功した事から始まりました。当時はピッチと音色に一貫性を持たせる事が不可能とされていましたが、彼は、戦時中に耐熱性のフィルムとして使用されていたマイラーという素材を使い、このピッチと音色の一貫性を実現させました。これは業界の技術革新とも言われましたが、現在では業界標準となっています。また、ドラムヘッドの技術革新の後にも、REMO（レモ）社初と言われる技術を次々に開発し、これまでにあった世界のドラムヘッドのスタンダードを次々に底上げしてきました。

そのほかにも製品製造の理念として、環境に配慮した開発を手掛け、カリフォルニア州廃棄物削減アワードプログラムの実施など社会貢献にも大きな役割をはたしてきました。創業者でもあるRemo Belli氏は２０１６に死去しましたが、彼の精神は、今日も不動のものとした世界スタンダードクオリティの中で根付いています。また、ビートルズがデビュー時から使用したREMO（レモ）社のドラムヘッドには、２０１５年のカリフォルニア州ジュリアンのオークションで世界最高の高値がついて落札され、世界で最も高額なドラムヘッドという特別な逸話も残されています。

ドラムヘッドのみに限らず、ワールドパーカッションの製造においても、多くのミュージシャンに愛されるクオリティの高さと理念があります。従来の動物皮の代わりに合成ポリエステルフィルムを使用したジャンベや、タブラトーンやカンジーラ、パンディロと呼ばれるアフリカンミュージックに使われるような楽器等です。REMO（レモ）社あらゆる、人種や、年代や性別、プロ、アマという枠をを超えて純粋に「太鼓をたたく」という喜びを世界中に届けたいという理念の実現を追い続けています。