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ロレックスエクスプローラーＩとはいったいどのようなモデルなのでしょうか。エクスプローラーＩは探検家用に開発されたモデルで、シンプルなデザインとどんなシーンでも合うスポーツロレックスの基本と言えるモデルです。黒の文字盤には抜群の視認性を誇り、そのシンプルかつ控えめなルックスとは対照的にハードな使用にも耐えられる堅牢な構造が特徴です。

1953年5月にロレックスの腕時計をつけたエドモンドヒラリー卿が属していたイギリス遠征隊が世界初のエベレスト登頂に成功し、このビッグニュースが世界中を駆け巡った同年にこのエクスプローラーＩが誕生しました。実際にはヒラリー卿が携行していたのはロレックスオイスターでしたが、探検家の名前を持つエクスプローラーがこの世界的快挙と重ねて語られるようになっていったのは自然のことでしょう。

エクスプローラーＩはロレックスの特殊機能ウォッチとして登場しましたが、その名前通り探検家をイメージして開発されたものです。ブラックダイヤルに3、6、9のアラビア数字と12時の位置に参画マークを配した視認性を重視したデザインとなっています。さらに屈強なステンレス製のボディと発売当初からこの基本スタイルは変わることなく正確な時間だけを表示することに徹しています。Ref.214270は、リニューアルした第7代目モデルで、最大の特徴は36ミリから39ミリへとサイズアップされたことで、デカ厚が流行になっている中、36ミリですとボーイズサイズに近くなっており、そういった意味では大きすぎることなく絶妙なサイズだとして高評価を得ています。

このサイズ変更以外にもパラクロムヒゲゼンマイに加え、パラフレックスショック・アブソーバも新しく装備され、冒険家向けとしての性能はかなり高くなっています。なお、防水性能については90年代に50メートルから100メートルへとバージョンアップされ、他にバリエーションはなくステンレススチール製のみのアイテムとなっています。