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ロレックスエクスプローラーⅡはロレックスエクスプローラーＩの発展形で、洞窟探検用とされており、デイト表示やリューズドガード、さらに24時間針を装備しさらにプロ仕様に仕上がっています。冒険者をイメージして開発されたエクスプローラーのコンセプトをより一層明確にしたのが1972年に生まれたこのモデルです。エクスプローラーＩの場合はシンプルな時計機能だけでしたが、Ⅱにはそれに加え24時間針と日付表示が加わりました。たとえば、極点など磁力の影響でコンパスが使用できない地域ではこの24時間針だけがコンパス代わりになるのです。

エクスプローラーⅡが発表されたのは1972年のことで、エクスプローラーＩが誕生してから19年後のことですが、どうしてこのタイミングだったのかと言うと、エクスプローラーＩの人気に陰りが出てきたからだそうです。探検家を想定しているためエクスプローラーⅡと名前が付けられていますが、一般的な探検家向けだったエクスプローラーＩに対してさらに特化し、洞窟探検家向けに限定して開発。デザインや機能に特徴を持たせているのはそのせいです。ですが、これが見事に当たってエクスプローラーⅡだけでなくエクスプローラーＩまで注目され、人気が回復したとか。20年ぶりとあってかあらゆる部分で改良がされています。

まずはムーブメントですが、GMTマスターⅡと同様と思われましたが、単独のCal3187が与えられています。これはパラクロムヒゲゼンマイに加え、独自の耐震機構であるパラフレックスショックアブソーバを装備するなどといった探検家にふさわしいスペックに強化されています。ケースのサイズは2ミリ大きくなって42ミリで、これはスポーツロレックスの中では大きな部類に入るサイズでしょう。さらに注目すべきなのが24時間針のデザインです。矢印をかたどった大きなものに変更され、さらにオレンジを採用するなどといった最初のモデルを彷彿されるデザインが高評価です。