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AV機器にあまり詳しくない人は、AVセレクターとはいったい何かわからないという人がほとんどでしょう。ビデオやDVDプレイヤー、ゲーム用機器などをいくつかのAV機器を一つのテレビにつなげる際、テレビの入力端子が足りないと、それぞれの機械を使うたびにケーブルを抜き、差し替える必要があります。そうなると手間が大変かかる上に、抜き挿ししていくうちに、端子が壊れてしまうかもしれませんですが、AVセレクターを使えば使う機器に合わせてスイッチを切り替えるだけですむので便利です。なお、1つの機器の信号をいくつかのモニタに出力するものはAV分配器と言い、HDMI分配器の他に、コンポジット分配器などもあります。

AVセレクターの種類には、D端子、S端子、コンポジット端子、HDMIや光デジタル端子などがあり、最近ではHDMI端子のついたBDレコーダーやゲーム機器なども増えていて、2006年にはアメリカのヘビームーンからHDMIセレクターというものが発売され、その後ソニーなどの大手メーカーも発売するようになりました。一般的に入力端子がいくつかあり、出力端子が1つのものを指してきたのですが、最近ではHDMIセレクターにはいくつかの端子があって、2台以上のモニタに出力できるものもあるようです。そういった場合にはそれぞれ任意のHDMI信号を切り替えることで出力するものや、2台以上のモニタに同時に出力できる機能があるもの、どちらもできるタイプなどいろいろなものがあります。

RCA端子だけの機種の場合、1000円以下のものもあって、スーパーやホームセンターなどの家電売り場で販売されていることもあり、S端子やD端子がついているような機種の場合、RCA端子だけの機種と比べると高くなることが多いです。なお、HDMIセレクターは発売した当初はかなり高価なものだったのですが、2012年頃になると1000円～3000円程度まで下がっているので、価格比較サイトなどで入力端子の数や種類を選び、必要なAVセレクターを選ぶといいでしょう。