京都TOPはリンクスの毛皮買取を行っています。

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リンクスは野生ネコの一種、ネコ科オオヤマネコ属の中型の動物で、アメリカに生息するものは体長が1メートル前後、体重が12キロ程度になります。しかしユーラシアに生息しているものは体重が22キロとされていて、地域によって体のサイズに開きがあります。毛は刺し毛と綿毛のどちらも長く、密度が高いので触った感じが非常にソフトです。また背の部分には茶色の中に暗褐色の斑点模様がありますが、素材として価値があるのは、腹部の毛で、白色の中に、暗褐色の斑点があるので、鮮明で美しいことから高値で取引されています。

ワシントン条約によって、取引が規制されている動物なので、希少価値が非常に高くなっていますが、ロシアや北米で生産された素材が流通しています。とくに腹部の毛だけで作られた毛皮は、非常に高価なので、一部の富裕層以外では手に入れるのが難しいとされています。見た目と触った時の感触のどちらも優れているので、有名ブランドで高級婦人服などに素材が使われていて、一部の著名人やセレブに人気となっています。

基本的には肉食なので、毛や皮の耐久性はかなり強く、綿毛の密度も高いことから、滑らかさや柔らかさの面では高い評価を得ています。また希少性が高いので将来的には価格が高騰する可能性もあります。また希少性が高くなったことで、オオヤマネコに非常によく似た毛を持つリンクスキャットという小型の動物の素材も市場に流通していますが、斑点が鮮明で美しいので、ファーコートなどに加工されて、こちらの素材も高値で取引されています。

17世紀から18世紀初頭にかけては、カナダからイギリスに輸出される商品の中でも一番人気があった素材ですが、乱獲によってその数を大幅に減らしていて、19世紀以降は絶滅のリスクにさらされています。そのため、日本円にすると数百万円から1千万以上の値が付いているロングファーコートなどもマーケットで見かけることができます。とくに腹部の毛の面積が広いアイテムは最高級品として扱われていて、今後もこの状態が続くとされています。