京都TOPはウィーゼル（イタチ）の毛皮買取を行っています。

ウィーゼル（イタチ）
の毛皮について

ウィーゼル（イタチ）は、主に中国で捕獲されるミンクと同じイタチ科の動物で、刺し毛の部分がミンクよりも硬めで、艶やかな光沢が人気となっていて、ミンクと並ぶ高級品としてマーケットで高い評価を得ています。ロシアンセーブルに似たゴールデンの毛色が自然な美しさを表現していることから、染色ではなく、ナチュラル色のまま素材として利用されることもあります。

毛は非常に硬く強いので、耐久性に優れていて、さまざまなデザインに応用することができます。綿毛の密度は中程度ですが、滑らかさと柔らかさに優れているので、高級素材として扱われています。刺し毛を抜いてしまえば、柔らかい綿毛だけが残るので、肌触りの良さからファーコートなどに使用されることもあります。

日本でもイタチが生息している地域がありますが、ほとんどのものが1930年代に阪神地方の養殖場から逃げた個体だとされています。また朝鮮半島からの船荷にまぎれて日本に侵入したものも多いので、日本の在来種よりもチョウセンイタチのほうが広く分布しています。もともと野ネズミの駆除や、素材として使用するために養殖されていましたが、チョウセンイタチの毛質は非常に硬く、粗いことから需要が低下していて、価値が減少したことで狩猟される数も大幅に減少しています。

ウィーゼルは中国が原産地なので、チャイナミンクとも呼ばれていて、日本などに生息しているイタチとは明確に区別されています。マーケットには日本産のイタチの素材も流通していますが、ミンクやセーブルに似せて染色されていて、硬い刺し毛を抜いて使用されるので、触った感触はミンクに似てソフトになっています。

イタチは世界中に分布しているのでヨーロッパ産のウィーゼルも存在していますが、主に毛筆の素材として利用されていて、婦人服などの素材として使用されることはほとんどありません。ヨーロッパ産のウィーゼルの多くは、アイシャドウブラシなどの高級コスメ用品に使用されていて、なめらかな塗り心地と発色の良さに定評があります。