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エレキギターの歴史は、1900年代から始まった弦楽器を電気化する仕組みの試行錯誤の試みから始まっています。エレキギターの祖先はヴァイオリンに内蔵された電話機器です。音をヴァイオリンの中で振動させて電気音にする試みが行われていたのです。この後に続く歴史では多くの弦楽器や他の楽器や電気機器を取り付けて試す実験が進んでいます。つまり、エレキギターの先祖や原型になる機器は余りにも多く、実験段階のどの機器が直接的な先祖なのかは判明しないくらいです。しかし、そのどれもがエレキギターの元祖であり先祖機器であるともいえるのです。それほどエレキギターに至る発明の歴史は試行錯誤のくり返しだったのです。しかし、その中からついにスティール弦のアコースティックギターが登場します。これが、1930年代に商業的に生産されるようになります。また、エレキギターには他にも2つの種類の元祖エレキギターがあります。それが、フライングパンとエレクトニック・スパニッシュギターです。そのため、元祖の3種類に続き1940年代にはさまざまなエレキギターが生産されています。

エレキギターにはピックアップがあるので、音の振動が電気を使わない弦楽器とは異なります。基本原理は、電磁誘導を電脳コイルと磁界で影響を与えて音を振動させます。

エレキギターの音の魅力は、それまでの弦楽器よりも幅広く共鳴する大きな音を出せることです。機械的な響きでもありますが、エレキギターの登場以来アメリカで音楽が全く異なる文化へと発展します。数々のヒット曲が生まれ、1960年代には日本に来日した音楽グループの影響で日本ではエレキブームとエレキギター追放運動が起こります。日本ではエレキギターの導入で、社会問題に発展したこともありますが、やがて沈静化して社会に認められています。

日本にあるエレキギターのメーカーには、フジゲン(FUJIGEN.INC )があります。世界初となるギター型のシンセサイザーを製造販売した会社です。1970年代に富士ローランド株式会社として電気ギターの開発に成功しています。