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リゾネーターギターは、アコースティックギターに分類される楽器です。別名がかなりあるのがリゾネーターギターで、リゾフォニック・ギターともいわれ、レゾネーターと呼ばれることもあります。また、ドブロ・ギターとメーカーの会社名でリゾネーターギターを呼ぶこともあります。

リゾネーターギターは、まだエレクトロニック・ギターが躍進する以前の時代に、ギターの音響をもっと大きくする目的のために開発された歴史があります。時期は、第二次世界大戦前で、1928年のドブロ製作所のスタートから、1941年までかなり生産されていましたが、第二次世界大戦を機会に生産がストップした歴史があります。その後は、1970年代に第二次世界大戦を契機に倒産していたドブロ社のブランドを1993年にギブソンが継続しています。

円形のかなり大型の共鳴板が特徴的な外見をしています。共鳴板はアルミニウム製となっています。取り付け位置はブリッジ周辺で、本体は木製もしくは金属製にしています。金属製のリゾネーターギターは、独特の反響をする音色で特にブルースやハワイアン音楽に導入されています。

リゾネーターギターの有名ブランドは、ギブソン(Gibson Guitar Corporation)傘下のドブロ・ギター(Dobro)ブランドです。リゾネーターギターのことをドブロ・ギターと呼ぶことがあるくらいに、リゾネーターギターのメーカーとして浸透しています。何故、ドブロ・ギターがリゾネーターギターの代名詞のようになっているのかというと、理由は、リゾネーターギターを発明した開発者がドブロ製作所でリゾネーターギターを作っているからです。開発者はドブロブランドの前身のドブロ製作所の共同経営者のひとりです。このことから、ドブロブランドとリゾネーターギターの歴史は深く関わっていることになります。

ドブロのリゾネーターギターは、懐かしい曲調のカントリー音楽に適している音色を奏でます。また、移住者から伝わったアメリカ南部に伝わるスコットランドやアイルランドの民族音楽であるブルーグラスもドブロブランドのリゾネーターギターに合う音色となっています。