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スキャンコンバータとは、パソコンやテレビ間の信号の出力を変換させて、テレビの画面をパソコンのディスプレイに表示させたり、反対にパソコンの画面をテレビに表示させたりするための装置です。 画面出力信号の周波数を上げることでテレビ画面をパソコンに表示する装置を「アップスキャンコンバータ」と言い、パソコンにテレビ画面を表示する装置を「ダウンスキャンコンバータ」と言います。

たとえばディスプレイを新しく購入して古くなったディスプレイをテレビゲーム用のディスプレイとして扱いたい場合、そのままゲーム機と接続しても周波数が違うため、画面が表示さません。 そこで、スキャンコンバータをつけることでAVとパソコン画面の切り替えができるのがアップスキャンコンバータです。 テレビチューナーを内蔵しているアップスキャンコンバータもあり、普段使用しているパソコンのディスプレイをテレビとして使うことも可能です。 また、パソコンの画面にウインドウを表示してサイトを閲覧しながらテレビを視聴するという、複数のコンテンツを同時に楽しむといった活用方法もある装置です。

ダウンスキャンコンバータはパソコンの画面をテレビに表示することができ、たとえばパソコンで作成したプレゼンテーションやデモンストレーションを大画面で表示する時に便利な装置です。 NTSCコンポジット信号やSビデオ信号で出力するため、テレビの外部映像入力に接続すればパソコンの画面が表示可能です。 HDMI接続だと表示がうまくできない場合や、アナログを使ったシンプルな接続をしたい人におすすめのタイプ。 DVDレコーダーと接続してパソコンの画面を録画するという使い方もできるため、パソコンのゲームプレイ動画を撮影してDVDに保存するという活用方法が挙げられます。 また、古くなったテレビと接続して大きなディスプレイでパソコンを操作することもでき、通常のパソコンのモニターよりも画面を大きく映したい時に使われています。