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ハドソンは、東京都豊島区にあるモデルガン、エアガンのメーカーでした。 同社の製品の特徴はひとえにマイナーな銃を取り扱っている、という点に尽きるでしょう。 モデルガンの時代から、モーゼル銃を皮切りにAK-47、Vz61スコーピオン、PPSh-41「バラライカ」、マドセンM1950サブマシンガン、マッドマックスに登場するショットガン、十四年式拳銃、トカレフTT-33など、 どこのメーカーでも扱ってないようなモデルを手がけてきました。

エアガンを製造するようになっても、ハドソンのその傾向は変わりませんでした。 拳銃ではトカレフ、ジェリコ941など。 また大型のものとしては、おなじみマッドマックス風短ショットガンやM3A1「グリースガン」など、モデルガンの頃からのラインアップを継承する形で製造していました。

ただ、残念ながらハドソンは２０１０年に廃業。 モデルガンやエアガンの金型はタナカワークスに渡り、また、マッドマックスショットガンやM3A1はCAWに譲渡されました。 ですので、現在ハドソンのエアガンとして出回っているものはすでに製造されたものの在庫の残りか、あるいはオークション経由のものになります。

ただ、このようにマニアックな、他社にないユニークな製品を作ってきたこともあって、いまだにハドソンのエアガンには人気があるようです。 ちなみにCAWからはモデルガンですが、M3A1とマッドマックスショットガンが数量限定でリバイバル生産されています。 ただし、ハドソンオリジナルのものでは結構冒険的なデザインがなされていたりして、それがしばしば誤動作の原因となることもあったようです。 CAWでは再生産にあたり、大幅な改良・回収を行ったようです。また、同種のエアガンが再生産されるという話は確認できていません。

このように現在は生産されていないために入手が困難になったハドソンのエアガンですが、やはり根強い人気はあるようで、オークションや中古品の市場ではよく取引されているようです。 性能的には結構不安定だったりするようですが、ちょっと変わった銃に興味があるなら調べてみてはいかがでしょうか。