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ショウエイは埼玉県川口市にあるエアガン・モデルガンのメーカーです。 主にアサルトライフルとマシンガンをモデル化し、販売しているのですが、ここでの特徴は何といってもその製品が、旧ナチスドイツのものに限定されていることでしょう。 しかも複雑なメカニズムを持つ長物のみ。このことによって、同社の特異な位置付けがはっきりと示されています。

ショウエイはエアガンに入る前、もともとは他社に対するモデルガンなどの部品供給を行っていましたが、やがて自社で精巧な完成形のモデルガンを製作販売するようになりました。 大半を金属と木星のパーツで作り、細かな部分まで実銃とあくまで似せるという姿勢は、ガスガン、電動ガンなどのエアガンになってからも全く変わっていません。 また、銃本体以外にもオプションのマガジンやサイト、スリングなどのアクセサリー類が多数出されています。

モデル化された銃は、Mkb42(H)、 MP43、MP44、StG44、FG42、MG42など、かなりマニアックともいえる品揃えです。 しかも全てが限定数のみ受注して販売するという方式。 特に、初期の自動小銃であるMkb42(H)、のちのアサルトライフルの基礎となったとされAK-47の原型にもなったStG44や、空軍空挺部隊向けのFG42など、実銃の存在そのものが珍しいものを含んでいるのもショウエイのエアガン・モデルガンの特徴です。

さて、このようなショウエイのエアガンなのですが、ユーザーの立場からはどのような位置付けで向き合えばいいでしょうか。 確かにエアガンなのですが、表面仕上げなどはあまり触るのがはばかられるほどの綺麗なものとなっています。 発射の際のリコイルや作動音などもかなりリアルだそう。

例えば、米軍現行のM60の元となったとされるMG42などは、その重量・質感も相まって、かなりのリアルさが得られます。 もうこうなると単なるエアガンではなく、外観を楽しむ収集品のレベルでしょう。でも発射した時のリアルさも捨て難い。 もし手に入れたとしたら、結構悩むことになるかもしれません。 また、製造のされ方を考えれば１０万円～２０万円という価格設定には納得もできますが、これをサバゲーの場に持っていくには少し勇気がいるかもしれませんね。