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バスケットボールはリング状のバスケットに上からボールを入れるスポーツです。1891年米国YMCAトレーニングスクールの体育教官であったカナダ人のジェームズ・ネイスミスが冬季の屋内プログラムとして考案しました。安全のため身体接触が少なくなるよう、タックルをなくすためにボールを持ったまま移動しないこととし、身体で防御させないためにバスケットゴールを頭上に設置しゴールキーパー不要にしました。当初は桃の籠（バスケット）を代用したため入ったボールは梯子や棒で取り出していました。その後金属製の円筒になったりしながら1912年頃に現在のようなリングに底が切れたネットをつけたものになりました。

バスケットボールは当初から人気が出て米国内に広まり、1946年にプロリーグが創設され、1949年に世界最高峰リーグNBAが誕生しました。1996年には女子のWNBAが設立されました。日本に伝わったのは1908年、YMCAトレーニングスクールを卒業した大森平蔵（おおもりひょうぞう）が東京YMCAで紹介したといわれています。1930年に日本バスケットボール協会が設立されました。2005年にbjリーグ、2007年にJBL日本バスケットボールリーグ、2013年にNBL（旧JBL）ナショナルバスケットボールリーグが始まりましたが、国際バスケットボール連盟から2リーグ並立状態を問題視され、2015年に元JFA日本サッカー協会会長の川淵三郎（かわぶちさぶろう）をチェアマンとした統合チームが発足し、2016年9月に統合トップリーグJPBLジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグが開幕することになりました。

バスケットコートは長辺28m短辺15mの長方形で、両端の頭上3.05mに内径45cmのリングが水平に設置されます。リングは幅1.8m高さ1.05mの垂直のバックボードに取り付けられていて、プレーヤーは直径24.5cmの中空のボールを、直接リングに入れたり、バックボードに跳ね返らせてリングに落としたりします。ゴールから6.2～7.2m以内の位置から入れると2ポイント、それより遠くから入れると3ポイント獲得できます。通常5人対5人で、10分を1ピリオドとして、第1ピリオドから第4ピリオドの計40分の合計ポイントで勝敗が決まります。同点の場合は5分単位の延長ピリオドで決着が付くまで続け、引き分けはありません。

国際大会は、FIBAバスケットボールW杯、五輪が有名です。FIBAバスケットボールW杯は1950年に始まりました。2014年は24カ国が参加し、次回2019年は32カ国が参加する予定です。日本は2006年に開催国として出場しました。五輪は、1936年のベルリン五輪から正式種目になりました。日本男子は1976年を最後に、日本女子は2004年を最後に出場できていません。 国内では、1921年に始まった日本総合バスケットボール選手権大会（通称オールジャパン）である、男子の天皇杯、女子の皇后杯が有名です。実業団、大学、高校が参加して日本一を競います。前述の新たなトップリーグJPBLの開幕が待たれます。

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