滋賀TOPスポーツはパラグライダー用品の買取を行っています。

パラグライダーは長方形のパラシュートで大空を飛ぶスポーツです。FAI国際航空連盟のカテゴリーではハンググライダーの一種に分類されています。1970年代にアルプスを下山する登山家が、スカイダイビング用のパラシュートを改良して山の斜面から滑空したのが始まりといわれています。滑空するための機器一式をパラグライダー、滑空する行為をパラグライディングと呼ぶこともあります。

日本では、1988年にNHK教育テレビが放映した”パラグライダー講座“で一般に知られるようになりました。1992年に峰岸正弘（みねぎしまさひろ）が南アフリカ共和国で263.18kmの直線飛行に成功して世界記録を樹立しました。後に世界記録は更新されましたが、日本記録としては未だ破られていません。峰岸は1996年に同じ南アフリカ共和国で高度4,548mを飛行し2つ目の日本記録を樹立しています。

パラグライダーの装備は、キャノピーと呼ばれる幅11～12mの長方形の翼と、キャノピーを体に繋ぐベルトのようなハーネスの2つです。ときに死亡事故も起こるため、頭を守るヘルメットが欠かせません。総重量は20kgほどになりますが、最近は軽量なものも出てきています。

パイロットは、ハーネスに腰かけ、左右の操縦索を操作して滑空します。気象条件が大きく影響するため、雨のときや風が強いとき、気流が乱れているときなどは離陸しないようにします。日本の航空法では航空機ではないため国家資格は必要ありませんが、民間航空規約では航空機とされるためJHF日本ハング・パラグライディング連盟が発行する技能証とフライヤー登録（第三者賠償責任保険）が必要です。海外では国際航空連盟が発行するIPPI技能証が必要です。また、日本国内では飛行の前に国土交通大臣への届出が必要な場合があります。 競技は、地上に描かれた円状の的を狙ってランディングするターゲット、地上の決められた目標を決められた順に回ってタイムを競うパイロン、できるだけ長く飛ぶデュレーション、決められた時間通りに飛ぶセットタイムなどがあります。

世界大会は、ハンググライディング世界選手権、パラグライディング世界選手権、パラグライディングワールドカップなどが有名です。ハンググライディング世界選手権は1976年に始まりました。2011年に大門浩二が個人4位、団体で日本チームが4位になったのが過去最高位です。1990年に始まったパラグライディング世界選手権では、2003年に川地正孝が3位に入りました。1992年に始まったパラグライディングワールドカップでは、1996年に田中美由喜が女子1位、2000年に辻強が3位、神山和子が女子1位、2007年に扇澤郁が4位、2008年に福岡聖子がアクロバティック女子1位、2009年に平木啓子がスーパーファイナル女子1位でした。五輪の正式種目に採用されるための新たな取り組みも始まっています。 国内大会はパラグライディング日本選手権やジャパンリーグなどがあります。

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