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株式会社空研は、大阪府羽曳野市に本社を置くエアーツールの専門メーカーです。1967年に設立され、名古屋、東京、札幌、仙台、広島と順調に営業所を拡大していきました。

製品は1981年に空研独自の設計であるD型クラッチ構造のインパクトレンチを販売、1985年には独自設計のN型クラッチ構造インパクトレンチを開発するなどエアーツールの専門家としてプロに愛されて続けています。2004年にはトルク管理を電子制御で行う電子制御コントローラーが内蔵された大型車タイヤ脱着用ナットランナーである「PTS−1000E」を発売。これにより、手作業では難しかった細かい単位でのトルク締めを可能にし、作業効率を大幅にアップさせることに成功しました。

2006年にはPTS−1000Eよりも小型で軽量型のナットランナー「PTS−800E」を開発し、その翌年の2007年にはボルトの弛め締め作業のみでなくトルクセットまでも一本でこなすセットトルクレンチ「KSE−100A」を販売するなど、エアーツール専門メーカーとして常に第一線を走り続けてきました。このボルトやナットの脱着作業に用いるエアーインパクトレンチを中心に、サンディング作業を効率的に行うためのエアーサンダーや、精密なネジ締め付けの管理ができるトルク管理機器であるナットランナーなどさまざまな製品を開発・販売をしています。

主力商品であるエアーインパクトレンチは、以下のような種類インパクトクラッチ構造を展開しており、特徴を生かした数々の製品が誕生してきました。N型クラッチは、低振動と超軽量が持ち味の空研が独自で開発したタイプのクラッチ。D型クラッチは、オーソドックスでバランスがとれているワンドック型から派生させた軽量で高耐久の製品です。そして、部品の数が最も少ないツインハンマ型クラッチ、軽量なのに高出力のため大型レンチに対応できるピンハンマ型クラッチ、小型と中型のレンチに使われており軟体締め付けに向いているツードッグ型クラッチなど、非常に多岐に渡っているのが魅力。空研はボルト・ナットの締め付けに使用するレンチを作り続け、ものづくりを陰から支え続けているメーカーです。