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一言でAVアンプと言っても、機能や価格はいろいろあり、選ぶのに困ることが多いでしょう。売れ筋の製品だけ見ても、3万円程度のものから、30万円くらいのものまでかなり幅があります。ここでは、そんなAVアンプの価格と機能の違いの他に、選び方のポイントについて書いてみましょう。

まず、AVアンプには搭載しているアンプの数により、いろいろな種類があって、同時に何本のスピーカーを鳴らせるのかが決まってくるのです。安いものはチャンネル数が少ないですし、高いものはチャンネル数が多くなっています。最近はエントリーモデルでも7.1インチのものが基本となっており、最大で視聴者を取り囲む7本のスピーカーを鳴らせるようになっています。

さて、選び方についてですが、最大7.1インチ以上のAVアンプを選ぶようにしたいものですね。ブルーレイには最大7.1インチもの音声が収録されていますので、ブルーレイの高品質なサラウンド効果を楽しみたいならそれ以上のAVアンプを選ぶことが重要です。なお、出力パワーとは、音量と考えるとよく、安い製品では出力が低くて高いものほど出力が高いのが一般的です。カタログに書かれている出力と音質に関係はないのですが、高価なものほど音質がいいのは当然です。選び方については12畳ほどの部屋の場合は安いものでもじゅうぶんな音量を得ることができるのですが、予算が許すのであればもっと上位のモデルを選びますと小さい音量でも余裕があって、よりいい音が得られるでしょう。それに、パワーがありすぎるからと言って困ることはないですね。

また、AVアンプの重要な機能の一つにセレクターとしての役目があります。ブルーレイプレイヤーやVHSビデオデッキ、ゲーム機などをつないでリモコンで切り換えることが可能です。安いものほど入力端子の数が少なくなっており、高いものほど多いのですが、安いクラスのものでおすすめなのが5.1インチ対等のヤマハ「RX-V475」でしょう。充実した基本的な機能の他に、エアプレイやアイポッドなどのデジタル接続にも対応しており、お手頃価格なのが魅力となっています。