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来訪時の音といえば、江戸時代は「たのもう」、現代は「ピンポン」どこの家にもついているドアホンです。 ドアホンの機能は、来客の知らせや応対にあります。 しかし近年は、セキュリティ意識の高まりから、テレビ付きのものから、録画機能付きのものと大幅な進化を溶けているのが実情といえましょう。

また電話機と接続するタイプでは、電話中でもドアホンで応対できるものに加えて、ファクシミリ使用時にも応対できる機種も登場してきました。 さらに２４時間通電している特性を生かして、ドアホンを通じて、緊急地震速報を可能にするシステムも開発されています。 このようにドアホンの進化はとどまることがありません。 これからはドアホンが防犯、防災の要として活躍する時代もそう遠くはないでしょう。

このドアホンの仕組みは、電話と似ています。 いたってシンプルです。 ドアホンに関しましては、パナソニックが発売している「どこでもドアホン」が注目されています。 これはワイヤレスモニター子機を使用した家中どこでも来客応対できるシステムで、ベランダや２階にいても来客の応対ができます。 また左右直角１７０度での広角レンズを使用していますので、玄関周りを広々と確認できるという優れものです。 そして留守でも、来訪者の画像を自動録画することもできるのです。

最近のテレビ付きドアホンは、来訪者が近づくとカラーカメラで、１秒ごとに１画面録画、録画した日時を記録するタイプのものもあらわれています。 テレビドアホンの場合は、音声信号だけでなく、映像信号も同時に贈らなければなりませんが、それも一対のペア線で行われます。 これは複数の信号を一つの回線や伝送回路で、同時に運びますので信号の多重化となります。 音声信号は、音声を電気信号に変換して送るベースバンド方式を採用、映像信号はビデオと同じ映像信号でＦＭ記録方式を採用しています。 またビデオ信号は、周波数が広いため搬送波の周波数を変えて、ＦＭで記録します。