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焼きものつくりと言えば、ろくろで制作しているところをイメージするのが一般的です。 ろくろには、数多くの種類があることはあまり知られておりません。

電動ろくろを始めとして、成形、絵付け、釉掛けなどの時に作品の向きを変え、作業しやすくするためには必需品の「手ろくろ」。 上下に盤が２枚あり、下の蹴り盤を足でけりながら回転させ成型する「蹴ロクロ」、 大甕を作るとき、一人が横になって足で回転させ成型する「寝ろくろ」、 同じものを大量に作るとき使う「器械ろくろ」などがあります、

その中で陶芸つくりの主役となるのが電動ろくろといえましょう。 家庭用電気で使用できるろくろです。 ツボ、茶碗、皿など水平断面が円形の作品を挽くとき使用します。 テーブル径・回転数・動力などの違いで、様々なタイプのものがあります。 回転の速さが自由に変えられ、手ろくろとしても使用できるのも、電動ろくろの特徴といえましょう。

電動ろくろとして人気製品を挙げてみましょう。 グット電機の卓上電動ろくろ「らくらく１型（初心者向けのコンパクト型）」です。 そして「らくらく２型」があります。 これは、ノークラッチで空転から高速まで、スムーズな回転と強さが抜群の電動ろくろです。 他には驚異のトルク、抜群の使用性を誇るＴＰシリーズで、フリー回転、手ろくろ、絵付けろくろとして使用できる「ＴＰ２５０」があります。

次いで、シンポ工業の電動ろくろ「ＳＨＩＭＰＯ」です。 この機種はプロからアマまで、数十万台を誇るトップブランドで、フリー回転可能なクラッチ付きの電動ろくろです。

他には、プロのニーズに応える「ＲＫ１Ｘ」、入門から本格派まで幅広く使える「ＲＫ２Ｘ」、初心者用のコンパクト型「ＲＫ６６」などが人気商品です。 そして丸二陶料の「ＥＣ１型」「ＥＣ２型」の電動ろくろも人気商品です。

焼き物を始めるうえで、ろくろと窯は、気になる存在です。 プロのろくろ手さばきを見ていると、自分も簡単にやれそうですがいざやってみるとうまくいきません。 一昔前は手ろくろくのみで焼き物を作っていましたが、電動ろくろが普及したおかげで、陶芸人口も増えてきたようです。