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リアルなソフビフィギュアで有名なメーカー、マーミット。 特撮ヒーローや怪人、怪獣のモデル化にあたっては、撮影用スーツやぬいぐるみのディテールを精密再現するのではなく（つまりシワや塗装の質感、縫い目やジッパーなどの細部を作り込むのではなく）放送当時、テレビの画面を通して見た印象の表現を追究。 記憶に残る劇中シーンそのままの姿を見せるフィギュアを次々と送り出しています。

この基本理念は実写作品だけでなくアニメのキャラクターや、また合金トイでも同じ。 見た目に関して独自の解釈やアレンジは極力排し、外観を損なうギミック操作レバーやボタンなど、どこにも見えません。 〈大合金〉の地球防衛軍連合宇宙艦隊旗艦・アンドロメダは、全長450mmの金属製スタチュー。砲塔や砲身は可動しますが、他にギミックはありません。 玩具というより、さながら艦長公室のデスクに飾られる置き物といった気品と風格。

マジンガーＺは全高400mm。 大きさもさることながら、パイルダーのキャノピーや関節部品を除けば全て金属製、冷え冷えとした手触りで、重量は2.5kg。 可動モデルとはいえ、まるで彫像の雰囲気。トイザらス限定のロールアウトカラー（地金色）や、全身金色のバージョンも200体のみ存在します。 翼幅380mmのジェットスクランダーも用意（さすがに翼はABS製）。グレートマジンガーはさらに大きく3.5kg、グレンダイザーに至っては4kg。 〈重合金〉はこれほど大きくありませんが、やはり鉄塊の趣き。 ふさわしいキャラクターとして鉄人28号の他、バビル2世のしもべの一つポセイドン、そしてウルトラ警備隊の地底戦車、通好みのマグマライザーが選ばれています。

アニメ版デビルマンも、フル可動合金フィギュアとしてはおそらく初登場。 ブリスターパックで販売される〈小合金（ミニメタル）〉は10cm足らずの大きさ、部分的にプラ製ですが基本はダイキャスト。 かつての永大グリップキャラクターなどを思わせますが、やはり劇中イメージ通りの精巧な造形です。マジンガー3部作のほかゲッターロボ、ゲッターG、鋼鉄ジーグ。 ガイキングやイデオン、テッカマン、『装甲騎兵ボトムズ』のスコープドッグなどが発売。いずれもカラーバリエーションがあります。