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アリアプロⅡは、アリアというブランドが展開しているブランドで、最近、日本製が世界的なブランドとして認められている中で、アリアプロⅡの上位モデルは日本メーカーでOEM生産されています。なので、プロミュージシャンの現場にそのまま持っていけるほどの品質があり、また中堅機種や、価格の安いエントエリークラスについては、海外のメーカーによってOEMされているのですが、どのメーカーも徹底的に品質管理が行われています。

アリアプロⅡのラインナップについてですが、他のブランドの仕様の近いモデルのギターより、少し低めの価格となっていて、ビギナーにとってかなり有難い存在です。アリアプロⅡの代表格とされるPEは、プロトタイプを名前の由来としており、楽器ブランドのマツモクの社員であった林氏が開発に携わり、1976年に第一号のPE1500が発売されました。これはレスポール的な楽器でありながらもハイポジションの演奏性が非常に高いので、テクニカルプレイが多いミュージシャンにはぴったりのギターとなっています。

このモデルはブリッジの形状やピックアップ、コントロール配列などとバリエーションに富んでいますが、綺麗な曲面を描いているカーブドトップや、スルーネックなみの引きやすいヒールレスカッタウェイについてはこのPEのアイデンティティとなっており、全てのモデルに共通のスペックになっています。開発された当時は、フェンダー・ストラトキャスターとギブソンレスポールのいいところを全て取り入れたようなコンセプトがあったようです。

初期のPE-1500RIや、PE-2500についてはフェンダーと同じ弦の長さ648ミリが採用されていて、操作系が集約されていますが、この点についてはフェンダー系のギターを意識しているようです。現代版のPEについては、レスポール的な方向付けがされていることにより、圧倒的な完成度を誇っていると言われている有名なPE-R80をベースにした仕様になっています。