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キャパリソンという日本のギターブランドは、1995年に共和商会が菅野到というデザイナーと設立したブランドです。この菅野到は1990頃からシャーベル・ジャクソンの日本向けモデルのデザイナーになった人で、Soloist Special、Dinky AXE、Falconなどを手掛けていました。さらに1995年に共和商会が日本製のシャーベル・ジャクソンから手を引き、それ以後中信楽器販売による、グローバージャクソンブランドになる時に、枝分かれする形で作られたブランドです。その後2011年に母体となっていた共和商会が破たんし共和商会はこのことで全業務を終了しました。

2011年10月にはコーポレーションギターカンパニーという名前で再出発すると発表し、それに当たってコーポレーションブランドは、当時のイギリスの販売代理店が作った会社に買収されていて、代表者はGabriel Osztreicherと、George Osztreicherになりました。この買収以降、イギリスに本社を置き、コーポレーションギターデザインというオフィスを日本の東京に置いて、製品を全てデザインする体制を整えました。ギターやベースの製造に関しては加藤楽器製作所というところが行っています。生産数については、2013年時点で月30本程度となっています。

なお、シャーベル・ジャクソンが開発して採用した、フィンガーボードやスカーフジョイント、ボディなどの技術は継承しつつも、ヘッドの角度や形状、ペグレイアウト、ネックシェイプやネックの仕込み角、ボディや塗装など、オリジナルデザインに非常にこだわりがあります。ヘッドの形状については、ペグの配置が2対4におなるデビルズテイルで、インレイはクロックで時刻がフレット位置を示すデザインとなっています。また、最近のブランドとしては珍しく、ピックアップを自社開発して採用するなど、オリジナル性が高くなっています。この設計についてはキャパリソンが行っており、製造はゴトーが行っています。