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茶杓とは、茶入や棗などの容器から抹茶をすくいとって茶碗へ運ぶ、実に簡単なつくりの細長い匙(スプーン)で、現在は竹製のものが多く使われています。茶杓の原型は、中国の唐、宋の時代の象牙製や漆塗りのもので、中国における茶道初期には、べっ甲や金、銀製のものも存在しました。中国伝来の象牙製の茶杓を竹の素材に移して国内で製作させた茶人は、茶の湯の開祖と呼ばれる村田珠光の創始であると言われており、その後、武野紹鴎、千利休へと時代がうつり、侘茶が始まってからの茶杓は、従来と用途は同じでも、姿形がそれまでと異なり一層簡素を極め、いわば侘茶を象徴するまでの地位になりました。
その後、古田織部(ふるたおりべ)、細川三斎(ほそかわさんさい)、織田有楽斎(おだうらくさい)ら個性の強い桃山武将たちの手にかかり様々な作風が展開されましたが、素材としては小さな竹の棒を箆状に削っただけでありながら、それぞれに表情が異なって見える背景や要因には、作者自身の芸術的な作為や、竹が植物として元来備えていた肌の肌理や艶感、節の造作の個性が、そのまま茶杓という作品に素直に表現される特性があります。茶杓は茶人が自分自身で削ってつくることも多く、その人物性を表すものとも言えますが、利休以降は容れ物となる筒を添えて、作者を明らかにするのが習いとされています。したがって、茶杓の価値はその伝来、次第(筒、箱、書付などのこと)と、その筒に書きしたためられた銘が重要視されることになります。
茶人が最も尊ぶ千利休の手による茶杓のうち、現存するものは30本から40本ほどと言われていますが、その一本一本が形、寸法、削り方も全て少しずつ異なっており、同じものは一本としてないと言われています。一人の作によるものでさえそれだけ表現性や芸術性のバリエーションがあるということは、茶杓の持つ造形美が、素材がもともと持っている性質に大きく影響されているということにも繋がるでしょう。茶杓の種類としては、白竹(青竹が晒された白っぽくなったもの)、煤竹(燻されて黒光りしたもの)、胡麻竹(胡麻のような斑紋があるもの)などが挙げられます。
茶杓は、細く薄くつくられているものが多く衝撃に弱い形状であるため、扱う際にはつねに節より下の部分を軽く持つようにします。使用後は、茶の湿気を柔らかい布で拭き取り、湿度を含まないように基本的には乾いた茶巾で拭うようにします。また、茶杓を入れる筒を扱う際にも、書付の部分に触れないように注意し、竹や木材の皮が削られずに残っている部分を持つように丁寧に扱います。
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茶杓とは、茶入や棗などの容器から抹茶をすくいとって茶碗へ運ぶ、実に簡単なつくりの細長い匙(スプーン)で、現在は竹製のものが多く使われています。茶杓の原型は、中国の唐、宋の時代の象牙製や漆塗りのもので、中国における茶道初期には、べっ甲や金、銀製のものも存在しました。中国伝来の象牙製の茶杓を竹の素材に移して国内で製作させた茶人は、茶の湯の開祖と呼ばれる村田珠光の創始であると言われており、その後、武野紹鴎、千利休へと時代がうつり、侘茶が始まってからの茶杓は、従来と用途は同じでも、姿形がそれまでと異なり一層簡素を極め、いわば侘茶を象徴するまでの地位になりました。
その後、古田織部(ふるたおりべ)、細川三斎(ほそかわさんさい)、織田有楽斎(おだうらくさい)ら個性の強い桃山武将たちの手にかかり様々な作風が展開されましたが、素材としては小さな竹の棒を箆状に削っただけでありながら、それぞれに表情が異なって見える背景や要因には、作者自身の芸術的な作為や、竹が植物として元来備えていた肌の肌理や艶感、節の造作の個性が、そのまま茶杓という作品に素直に表現される特性があります。茶杓は茶人が自分自身で削ってつくることも多く、その人物性を表すものとも言えますが、利休以降は容れ物となる筒を添えて、作者を明らかにするのが習いとされています。したがって、茶杓の価値はその伝来、次第(筒、箱、書付などのこと)と、その筒に書きしたためられた銘が重要視されることになります。
茶人が最も尊ぶ千利休の手による茶杓のうち、現存するものは30本から40本ほどと言われていますが、その一本一本が形、寸法、削り方も全て少しずつ異なっており、同じものは一本としてないと言われています。一人の作によるものでさえそれだけ表現性や芸術性のバリエーションがあるということは、茶杓の持つ造形美が、素材がもともと持っている性質に大きく影響されているということにも繋がるでしょう。茶杓の種類としては、白竹(青竹が晒された白っぽくなったもの)、煤竹(燻されて黒光りしたもの)、胡麻竹(胡麻のような斑紋があるもの)などが挙げられます。
茶杓は、細く薄くつくられているものが多く衝撃に弱い形状であるため、扱う際にはつねに節より下の部分を軽く持つようにします。使用後は、茶の湿気を柔らかい布で拭き取り、湿度を含まないように基本的には乾いた茶巾で拭うようにします。また、茶杓を入れる筒を扱う際にも、書付の部分に触れないように注意し、竹や木材の皮が削られずに残っている部分を持つように丁寧に扱います。
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