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勇者ライディーンは、１９７５年から１９７６年に全５０話が放送されたロボットアニメです。 今では機動戦士ガンダムや聖戦士ダンバインで監督を務めたことで有名な富野由悠季氏が「富野善幸」という名前で、アニメの前半部分でチーフディレクターを務めた作品でもあります。

また、キャラクターデザインは宇宙戦艦ヤマトや機動戦士ガンダムでも活躍した安彦良和氏。 メカニックデザインは超時空要塞マクロス、機動戦士ガンダムなどでその名前を広め現在でも様々なアニメのメカを描くスタジオぬえ。 このように現代のロボットアニメ業界などで名を轟かせる人物などが手がけた豪華な作品でもあるのです。

古代ムー帝国は１万２０００年前に妖魔帝国に襲撃を受けてしまいます。 この妖魔帝国との戦いのために古代ムー帝国が作り上げたのが、本作に登場する巨大ロボットライディーンです。 ムー帝国が滅んでから長い時間が流れ、物語内の時間は現代まで進みます。

本作の主人公である１５歳のひびき洸は、実は妖魔帝国に滅ぼされた古代ムー帝国の帝王ラ・ムーの娘であるレムリアの一人息子でありながら、その事実を自らは知りません。 そんなひびきは考古学者である父と一緒に「目覚めよ勇者よ、ライディーンが待つ」という謎の声に導かれ、目の前でライディーンが海の渦の中から姿を現す姿を目撃します。 そんなとき現代によみがえった妖魔帝国がひびきの父が乗る調査船を襲い、古代ムー帝国の末裔であるひびきはライディーンに乗り込み妖魔帝国との戦いに身を投じていくことになるのです。

この作品に登場するロボットライディーンは、デザインの段階で玩具としての販売を強く意識したものとなっています。 そのため劇中内での変形も比較的無理が少ないものとなっており、その後のプラモデルなどの関連商品も劇中の設定に準じたものが多く販売されています。 その甲斐もあってかアニメ放送後の関連商品の売り上げは当初の目標でもあったマジンガーＺ越えを果たし、高い人気を誇りました。

ライディーンのプラモデルはいくつか販売されていますが、バンダイが販売した「メカニックコレクション　ライディーン」はある程度の設定どおりの色が再現されている多色成型＋接着剤不用のスナップフィットキットであるため、組み立てるだけでも満足度の高い商品となっています。