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　かつて〈超合金〉〈ポピニカ〉を発売したポピーは、もともとバンダイグループの傘下にあったのですが、1983年にバンダイ本社と合併。〈超合金〉はバンダイのブランドとして残り、しばらく鳴りをひそめた後、90年代半ばになって「戦隊ロボ」を中心に製品化を再開。2000年代中頃には往年の名作『黄金戦士ゴールドライタン』シリーズを復刻し、以来〈DX超合金〉と共に新製品の発売が続いています。

一方、1974年の超合金第1号マジンガーＺの復活を皮切りに、97年からスタートしたのが〈超合金魂〉。かつて旧製品を手にした少年たちが思い描いたであろう、キャラクター本来のデザインを的確に捉えたフォルムとメカニズムを実現させた、新たな超合金シリーズです。スマートなプロポーションと複雑な合体ギミックを併せ持つコン・バトラーV、イデオン、ガンバスターをはじめ続々と開発される、まさかのような新製品は、過ぐる日の少年、現代の大人に向けて送り出されています。

そして2012年12月は、TVアニメ『マジンガーＺ』の放映開始40周年となりました。これを機に発売されたのが〈DX超合金魂〉。モデルはもちろん元祖マジンガー。全高30cm、腕、腰、脚も動かせてポージングできる、しかもメカニカルモデルです。機体前面のダイカスト製外装パーツはすべて着脱可能で、全身の内部構造を再現。

本編のエンディングで印象深いマジンガーの機体透視図をベースとしてデザインされたメカニズムは、足首を動かすと脚部のシリンダーも連動して伸縮するという凝った仕様。赤外線リモコンで胸の放熱板と両眼が発光、兜甲児の声や主題歌などサウンドエフェクトを発する仕掛けまであります。ホバーパイルダーとロケットパンチはもちろん切り離し可能。別売りのジェットスクランダーも翼の内部を再現、アイアンカッターや、シリーズ終盤で登場するジェットパイルダーも付属する充実ぶり。70年代から見れば、これらは確かに進歩した未来の産物でしょう。豪華絢爛なDX超合金魂、2015年にはグレートマジンガーも発売されています。