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Royal Copenhagen（ロイヤルコペンハーゲン）はデンマークの陶磁器メーカーです。美しいオリジナルの青が特徴で、「コペンハーゲンブルー」と呼ばれています。さまざまなデザインでこの青が多く使われていますが、ここにはアンダーグレイズと呼ばれる下絵付けの技法が生かされています。

ロイヤルコペンハーゲンを代表するのは「フローラ・ダニカ」シリーズでしょう。植物図鑑から2600点の植物を描くという壮大な計画のもと作られましたが、完成をみることはありませんでした。「ブルーフルーテッド」も代表作の一つです。1775年からずっと制作されている定番デザインで、プレーン、ハーフレース、フルレースの3種類があります。フルーテッドとは縞模様の意味です。手描き模様が大変美しく上品なシリーズで、プレーンを基本デザインに周囲にレース模様を足したのがハーフ/フルレースです。フルレースのシリーズには縁にピアス加工と呼ばれる透かし彫りが施されているのが特徴で、優美さを増しています。ハーフレースにはこれがありません。ブルーフルーテッドからはさらに魅力的なラインアップが生まれました。「ホワイトフルーテッド」シリーズは優雅なレース模様はそのままに、よりモダンでシンプルにした製品です。白磁なので、波のような模様が際立ち、とても美しいシリーズです。新しいシリーズに「エレメンツ」があり、「ブルーフルーテッド プレイン」に独自の縞模様やレースがついたものなどが制作されています。「ブルーフルーテッド」の模様を拡大した「ブルーフルーテッド メガ」という製品もあります。

ロイヤルコペンハーゲンの製品としては、毎年絵柄を変えて作られるイヤープレートが大変人気があります。1908年からずっと作られている製品で、コペンハーゲンブルーを最もよく見ることができる製品です。モチーフを浮き彫りにした素地のプレートに青い塗料を吹きかけて作られます。新作だけでなくバックナンバーも大変人気が高いです。