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Royal Crown Derby（ロイヤルクラウンダービー）は、イギリスの陶磁器メーカーです。1750年に緑豊かなダービー州で創業しました。デザインから製造まで、全ての工程をイギリス国内で行うことにこだわりを持ち続けているメーカーです。ロイヤルクラウンダービーを代表するのは金彩と花々のモチーフです。創始者が金細工師でもあったため、美しい金彩がロイヤルクラウンダービーの特徴になっています。「ロイヤルアントワネット」シリーズです。エリザベス女王がウィンザー城で使用するテーブルウェアで、優雅な形と可愛らしい小花模様が特徴です。王室のテーブルウェアで縁に見事な金彩が施されていますが、豪華というよりも可憐という言葉がぴったりな優しい気品のあるシリーズです。ティーセットの他にケーキスタンドもあり、一式揃えれば本格的なイングリッシュアフタヌーンティーが楽しめます。ロイヤルクラウンダービーには薔薇の花をモチーフにした製品が多く、「ロイヤルピンクストンローズ」や 「ポジー」などがあります。

「グリーンダービーパネル」は、淡いモスグリーンと金彩の絵柄がとても格調高い製品です。アン女王の結婚式で謹呈されたという由緒あるデザインです。このデザインの完成度の高さは、同じシリーズの色違い「レッドダービーパネル」を見れば分かります。緑がアイアンレッドと呼ばれる深みのある赤に変わるだけで趣ががらっと変わり、緑とはまだ別の華やかさを生み出しています。

「オールドイマリ」は日本の伊万里焼の金襴手(きんらんで）という技法を模したデザインです。赤×黒に金彩が鮮やかな着物の柄を思わせる、絢爛という言葉がふさわしい素晴らしいデザインです。発売された当初、イギリスの上流階級の間で日本ブームが起こったといわれています。すでに200年以上経っていますが、今でも作られているパターンです。また、創業以来、動物の陶器人形も有名で、ペーパーウェイトの「干支シリーズ」など可愛らしいものがたくさん揃います。