骨董品・美術品・古美術買取専門の京都TOP堂では、博物画の買取を行っています。

TOPではあなたの博物画を高額査定で買取します。お電話での無料査定も承っております。 お電話では型番と状態をお伝えいただければ、簡易査定も可能です。 博物画を売りたいと思ったら、TOPへご連絡をください。

TOPでは博物画を高価買取中です。 博物画は新品でも、中古品でも高価査定いたします。店舗への持ち込み、出張買取、宅配買取もしておりますので、お気軽にご連絡ください。

博物画とは図鑑絵とも呼ばれ、動物や植物、および鉱物などを観察対象として記録するために詳細に描かれた絵のことを言います。博物画はアルブレヒト・デューラーの「犀」にあらわれているように、16世紀ヨーロッパで博物学とともに発展しました。美術における静物画とはことなり、写実的に描きその仔細を描き残すことに重点が置かれ、科学研究のために用いられました。こうした背景から博物学や解剖学の知識も不可欠であったため、学者の支持で作画を行っていました。

動植物を描くという点では中国の花鳥画が有名ですが、背景を描かないという点で博物画とは異なります。屋外で素早く写生する必要があったため、即効性のガッシュを用い、その後銅版画で起こしたあとで点描で陰影をつけ、彩色も行われました。19世紀には写真が登場しますが、描いたものの手を通した博物画には写真にはない説明性があるため、現在でも図鑑や医学書には博物画が用いられています。現在ではサイエンティフィック・イラストレーションやテクニカル・イラストレーションとつながっています。

博物画は、植物画と動物画に大別され、動物画は外側を描く肖像画と内部を描く解剖画にわけられます。植物画は512年のディオスコリデスの『薬物誌』を始めとして、日本では狩野探幽の『草木花写生』、トーマス・ムーアの『イギリスとアイルランドのシダ』などさまざまな書籍が発行されました。ヨーロッパにおける市民社会の発展によって人間を客観的に見ようとする解剖学が盛んになったこともあって、解剖画にも重きが置かれました。

ネーデルラントではレンブラントの《テュルプ博士の解剖学講義》など絵画作品でも解剖学を主題とした作品が残されています。こうした作品を残すためにレンブラントは解剖学講義に通うことはもちろん、解剖画も参考にしたことでしょう。今もなお図鑑などで目にすることが多い博物画。その科学的なタッチは今なお注目を集め続けています。