京都TOP書房では歴史書など書籍の買取を行っています。

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　はじめに、歴史学とは何か。歴史学とは過去の史料を評価・検証する過程を通して歴史の事実と事実との関連を追究する学問のことです。歴史書とは過去の史料を評価・検証して発見された事実をまとめて記録した本のことです。歴史書の基本的な記述のしかたとして次の2通りが挙げられます。まず、編年体は事項が時系列順に並べられたもので、紀伝体は重要な個人の事績を追って記述するものがあります。

　まず、日本の歴史書から紹介します。飛鳥時代では『天皇記』・『国記』・『帝紀』・『旧辞』などが挙げられます。奈良時代には、太安万侶・稗田阿礼が編纂したと言われている『古事記』や舎人親王・藤原不比等が編纂した『日本書紀』があります。『日本書紀』と『続日本紀』『日本後紀』・『続日本後紀』・『日本文徳天皇実録』・『日本三代実録』を合わせて「六国史」と呼ばれています。

　平安時代以降の主な歴史書について、主なものでは『大鏡』・『今鏡』・『愚管抄』・『吾妻鏡』・『神皇正統記』・『太平記』などが挙げられます。江戸時代の歴史書では、新井白石の『読史余論』・頼山陽の『日本外史』・徳川光圀の『大日本史』などが挙げられます。

　次に、日本の歴史において中国との関係は必要不可欠と考えられます。そこで、中国の主な歴史書を紹介します。司馬遷によって編纂された『史記』、前漢と後漢について書かれた『漢書』・『後漢書』、陳寿によって魏・呉・蜀の三国に分かれていたころの中国について書かれた『三国志』などが挙げられます。『三国志』については、読者が理解できるように、言い回しに詳細な解説が載っている本だけでなく、漫画も出版されています。

　最後に、歴史書に関する書籍を紹介します。日本の歴史についてはほとんどの有名な歴史書が現代語訳で出版されています。現代語訳で出版されている歴史書として、例えば、武光誠 著『歴史書「古事記」全訳』などが挙げられます。読者が理解できるように、古代特有の用語や言い回しには詳細な説明を加えています。