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　内科とは主に身体の臓器（内臓）を対象とし、一般に手術によらない方法での診療とその研究を行う医学の一分野とされています。医学において古代から基礎中心ともいえる領域であると言われています。

　呼吸器学とは主に人体の呼吸器系を中心に診療研究する内科の一分野です。元々の語源は「pulmonology（肺学、肺臓学）」であることから、主に肺を扱っていった分野として発展していったと言われています。呼吸器外科学と連携して治療にあたることがあります。病院では診療科として呼吸器内科と呼吸器外科が共に呼吸器センターを設置している場合があります。

　呼吸器の徴候として、咳嗽・ばち指・チアノーゼ・浮腫・過呼吸・喘鳴が挙げられます。主な疾患として次のようなものがあります。風邪・肺炎・急性細気管支炎・肺結核などの感染性疾患、肺気腫・慢性閉塞性肺疾患・気管支拡張症・拘束性肺疾患・塵肺などの閉塞性肺疾患、気管支拡張症・気管支喘息・過敏性肺臓炎などの嚢胞性肺疾患、ARDSなどの肺循環障害、気管支拡張症などの変形疾患、肺胞蛋白症などの代謝異常、肺癌などの腫瘍、過呼吸症候群などの機能的呼吸障害、気胸などの胸膜疾患があります。

　最後に、呼吸器学などの医学書について紹介します。まず、日本医書出版協会（JMPA）について紹介します。この出版協会は医学と広く医学に関連する領域の専門書を発行する出版社で組織されている団体です。人が生きるために一番大切な健康、そしてその健康の維持・増進を担う医学・医学関連領域に携わるあらゆる方々に、高度な医学先端技術にも及ぶ最新で確実な医学知識・情報を提供しています。情報提供の手段として、書籍・定期刊行雑誌・電子媒体によって行われています。

　他に、医学書については西日本では神陵文庫が挙げられます。昭和21年に創業しました。当初は法学書の専門店としてスタートしましたが、後に医学書の販売を開始しました。以後、医学書を専門に販売するという書店として評価されています。神陵文庫は西日本の医学・看護・リハビリテーション学など医学書・医学関連書を販売する専門店として知られています。