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　内科とは主に身体の臓器（内臓）を対象とし、一般に手術によらない方法での診療とその研究を行う医学の一分野とされています。医学において古代から基礎中心ともいえる領域であると言われています。腫瘍学は内科の一分野で、癌や肉腫等の腫瘍に関する医学の研究分野です。はじめに、腫瘍の診断については、方法としてX線撮像・CTスキャン・MRIスキャン・PET・病理組織検査・血液検査・腫瘍マーカーがあります。

　次に、腫瘍の分類として、組織学的分類では固形癌・悪性腫瘍・癌腫・肉腫・脳腫瘍・造血器癌・白血病・リンパ腫多発性骨髄腫などが挙げられます。病期分類について取り上げます。病期分類はステージという言い方もします。普通は、0あるいはⅠ～Ⅳのローマ数字で表され、数が大きいほど進行癌であるとされています。

　腫瘍の治療について取り上げます。治療法は腫瘍の性質によって判断されます。大抵の場合、外科的に手術で腫瘍の全摘出を試みます。手術により実際にかなりの確率で腫瘍を除去することができますが、残りの場合しばしば手術が不可能になります。その理由は、至る所に転移していたり、腫瘍が基幹組織に浸潤していたりするため、患者の生命を脅かすことなしに手術ができないからです。また、臓器切除により機能・形態が損なわれ、生活の質が著しく低下する場合もあります。早期の癌の場合、まず放射線治療での制御が選択され、放射線治療で制御困難な進行例では切除術が選択される場合が多いと言われています。最近の研究では、腫瘍に酸素を当てると破壊されるということがわかっていることから、放射線治療や化学療法を行う上で出てくる副作用が酸素療法にはないため最先端の治療として期待されています。

　最後に、内科などの医学書について紹介します。まず、日本医書出版協会（JMPA）について紹介します。この出版協会は医学と広く医学に関連する領域の専門書を発行する出版社で組織されている団体です。人が生きるために一番大切な健康、そしてその健康の維持・増進を担う医学・医学関連領域に携わるあらゆる方々に、高度な医学先端技術にも及ぶ最新で確実な医学知識・情報を提供しています。情報提供の手段として、書籍・定期刊行雑誌・電子媒体によって行われています。

　他に、医学書については西日本では神陵文庫が挙げられます。昭和21年に創業しました。当初は法学書の専門店としてスタートしましたが、後に医学書の販売を開始しました。以後、医学書を専門に販売するという書店として評価されています。神陵文庫は西日本の医学・看護・リハビリテーション学など医学書・医学関連書を販売する専門店として知られています。