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オーディオ総合測定器は、オーディオアナライザという方が耳にした事がある人が多いかもしれません。オーディオ総合測定器とは、オーディオやアンプ等の音響機器に対してどの様な音が出ているか、主にその中に含まれる音の歪みがどれほど出ているかという事を周波数によって測定、数値化する機器となっています。特に自作でオーディオやアンプを制作している人が良く利用するもので、様々な種類の音を数値化して算出する事が出来ます。

オーディオ総合測定器にも様々な種類がありますが、主な機能としては「音の総合値、主に音に含まれる歪みの数値を検出する機能」「歪みの種類を特定する機能」「検出条件を変えて測定をする機能」「雑音を検出す機能」等が含まれている事が多いです。音の全体的な数値とは、対象のアンプやオーディオから出される音を検知して、1kHz・100Hz・10kHzの周波数で測定し、そこから雑音や歪みの内容を検知する事ができます（製品によっては測定出来る周波数は限られる場合があります）。

そして歪みの種類とは、主に歪みとは高調波によって検出されることが多いために、その高調波を測定する機能になります。他二つの機能はその言葉の通りに、条件を変えて数値を検出する機能、また雑音を検出する機能となっています。この機器の性質上高価な物が多く、主に企業で利用されることが多いのですが、業務上で使用される場合には主にその機能が自動化されている事が多くなっています。

その他にも、高感度電子電圧測定機能や周波数カウンタ等様々な機能が付いているものも多く、より専門的な知識が必要な機器の一つといえるでしょう。また、生産自体が取りやめにとなっている製品も多く、ご家庭において取り扱いをする際にもある程度の知識を求められる機器となっています。より簡易的なものであれば、最近ではパソコンで検出出来るソフトも出てきており、より身近な形として利用されることも多くなっています。