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ほぞ取り機は木工でよく使われ、木材を加工するときに使われます。場合によってはほぞ取り盤とも呼ばれています。家具メーカーや建具屋などでは、この機械がよく見られます。家具の製作現場ではよく使われ、丸鋸昇降盤などの従来の汎用機でも加工できる部分を、ほぞ取り加工に特化して作られたものです。建具屋では角ノミ機と並んでよく使われるもので、建具屋においては必須とされています。木工所では、ほぞ取り機はとても重宝されていて、家具の製造には欠かせない機械として今でも使われています。

ほぞ取り機の構造は、刃物では4軸の構造になっているのが基本です。加工材の端切り用に使われる横挽鋸、馬乗りや2枚ほぞなどのために使われる縦軸カッター、そして毛引き付きほぞ取りカッターブロックが上下2枚搭載されています。加工材はほぞ取り機の締め付け機構にて、しっかりと固定させます。加工では、移動底盤を手動で動かし、4つの刃物で加工していきます。ほぞ取り機本体には、4つの刃物を上下左右で位置を可変させるためのハンドルが搭載されています。ほぞ取り機は個人で経営するような小規模の家具メーカーによく置かれていることがあり、少なからず家具を生産するようなところであれば、実際に導入すれば家具作りがやりやすくなると思います。

ほぞ取り機を使用するメリットは、ほぞの端切り・胴付きの切削・ほぞ取りの3つの工程が同時にできてしまうことです。これらのほかに、馬乗りなどの面形状を施すこともできるのです。木材で椅子を作ることを考えれば、笠木や帯などの円弧状の部品にほぞ付けができるようになります。

ほぞ取りの作業をするには、セッティングに時間がかかってしまうことがありますが、ほぞ取りにはこの機械の方が効率よく作業ができ、オリジナルの家具が作れるようになります。家具職人が実際にほぞ取り機を使用する場合は、火口目的の道筋を多彩にもっておけば、創作の幅が広がるでしょう。