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絶縁測定器とは、一般的には絶縁抵抗計と呼び、電気機械の電源系の絶縁や、家屋や工場の電気配線の絶縁を確認する事が出来る測定器となります。絶縁測定器を使うことが出来れば、漏電などを検査することが出来るようになりますし、火災事故などを事前に防止することができます。そのため初心者には、出来るだけ使用が容易で、使い易い絶縁測定器を使用する事をオススメしたいです。そういった意味でも、一般的に市販されている測定器は、使用面、使用の手軽さを重視していますので、オススメ出来ます。

特徴として、電池式で小型であり、見た目もシンプルで難しい操作は必要ありません。そして、検査に使用するリードの収納も可能で、全体的にコンパクトで持ち運び易くなっています。また絶縁抵抗計を使用する際は、基本的には持ち運ぶ事が多いため、万一、落としてしまったり、機器をどこかにぶつけてしまう危険も考えられます。その際にも、耐衝撃設計の絶縁測定器を選べば安心です。さらに、暗い場所でも測定する事が出来るバックライト機能が付いているもの、配線が活線状態のときにアラームを鳴らしてくれる絶縁測定器もあります。

使用方法として、まずは準備となりますが、測定する対象物にかける電圧が異なるため、何を測定するかが重要となります。例えば対象物を家屋の電灯線の絶縁を測定するならば、150V以上を設定して測定する必要があります。そしてこの際の注意点として、接続されている家電品のコンセントの影響で、絶縁抵抗が下がってしまう恐れがあるため、すべてコンセントから抜いておく必要がある点です。

因みに新築であれば、抵抗が無限大になっている事でしょう。また場合によっては、家電品によって雷などの瞬間的な高電圧に耐えられるような仕組みとして、バリスタなどの安全装置が組み込まれている場合があります。このような場合は、200V程度で電圧を制限する場合がありますので、絶縁測定器の設定電圧を下げて対応する必要があります。絶縁測定器は高電圧を発生させますので、検査する際は感電しないように定められた絶縁性の手袋を必ず装備し、充分に注意するように配慮して下さい。