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プレーナは自動カンナの名称であり、本体に自動で木材などの材料を引き込むことでカンナがけができる電動工具です。どれくらいカンナがけするのかといった削り量の調整ができるため、家具の部材造りなどに役立ちます。その中でも板剥ぎなど、板の厚さを均等に揃える作業が自動で行えるため、材料ごとに厚みに差が出ず、正確にカンナがけが可能になるのです。

プレーナは送りローラーによって材料を押さえつけながらカンナ掛けをするので、テーブル接地面が平らな状態でないと、材料も平らに削ることができません。そのため、プレーナを使う前に手押しカンナによってある程度材料を平らにカンナがけして、接地面を整えておく必要があります。プレーナは、まず材料の削る高さに合わせてカッターヘッド部分の高さを調整します。

材料の位置が決まったら、スイッチを入れてプレーナの回転が安定してから材料を挿入してカンナがけをしていきます。プレーナ内部にあるローラーによって材料が自動で引き込まれていくため、あとは自動でカンナがけが完了するという仕組みです。このプレーナを上手に使うには、ある程度平らにカンナ掛けをした材料を使うほかに、プレーナそのものの能力に合わせて削り量を調整することも重要です。一度に削る量が多すぎると、カンナがけが間に合わずに表面がきれいに仕上がらない可能性があります。また、薄い材料をカンナがけする場合は、平らな木材の上に薄い材料を置くようにして重ねた状態でプレーナに送り込むことで、安定したカンナがけができます。

ここで注意したいのが、長さが短い材料のカンナがけです。材料の長さが足りないと、カンナがけの途中で機械に巻き込まれる可能性があるため、取扱説明書に書いてあるサイズよりも短い材料はプレーナを使用しないようにしましょう。長さがあり、幅が細い材料の場合は複数を横並びにすることで同時に加工することができます。これによって、一度に複数の材料を同じ厚みに揃えやすいので時間短縮になるのです。