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近年、ダイエットや美容の観点から、果物や野菜に含まれる酵素の働きが重要視されて、生フルーツをジュースにして毎日飲む人が増えてきました。生フルーツジュースを作る際にはジューサーを使うと簡単にできて便利です。しかし、フルーツジュースを作ることができるのはジューサーだけではありません。ミキサーでもジュースは作れます。この2つの機械の違いは何でしょうか。それは、ミキサーが果物の繊維や薄皮、種子など、すべてのものを粉砕するのに対して、ジューサーでは液体（水分）を分離するという違いがあります。つまり、ミキサーで作ったミックスジュースはドロッとして重みがあるのに対して、ジューサーで作ったものはさらりとして軽やかな口当たりになります。

酵素ダイエットで注目されている酵素は、多くのものが熱に弱く、熱が加わると不活性化して新陳代謝の働きを助けることができなくなるという特徴を持っています。こうなってしまうと、せっかくダイエット効果を狙って生フルーツジュースを飲んでも、意味がなくなってしまいます。しかし、ジューサーというのは、今までフルーツジュースづくりに使われていたミキサーとは異なり、機械の運転中に熱を発生しにくいという特徴を持っています。この特徴のおかげで、著しく長時間連続の運転をしない限りは、酵素が不活性化しない、低温度帯で生フルーツジュースを作ることが可能になったのです。

また、ジューサーのもう一つの特徴として、できあがったジュースからは繊維質や種子等が分離されているので、消化が簡単で栄養の吸収も良くなっています。反対に、ダイエット方法によってはフルーツジュースだけを食事代わりとして摂取することがあると思います。この場合は、繊維質なども液体の中に残っているミキサータイプのジュースのほうが、消化に時間がかかって満腹感が得られやすい特徴があります。しかし、栄養の吸収に重点を置いて考えた場合は、ジューサーのほうがより健康的と言えることになります。